パナソニックではジェットウォッシャーと呼んでいるこのタイプの口腔洗浄機を使用しだして約40年になります。使用する前の私はリンゴを囓ると血が出る状態で、虫歯は大丈夫でも歯槽膿漏で歯がダメになると思っていました。ところが転勤で
大阪千里丘に住む様になって、近所の歯医者から、当時は外国製しか無かった様で、ウォーターピックと呼んでいましたが、勧められて、使用しだしました。使用開始して直ぐに歯茎からの出血が無くなり、その効果を認識しました。また、歯ブラシで丁寧に磨いても、その後ウォーターピックを使うと食べかすが洗浄されます。ということで、30歳頃から40年近く使用してきました。現在69歳、歯並びの悪かった1本以外、4本の親知らずも含め31本の歯は元気に活躍しています。8020という数字は現在の状況であれば達成出来そうです。これもウォーターピック、ジェットウォッシャーのお陰です。
この種の機器は壊れやすいという欠点があります。40年の間に、何台購入したか分かりませんが、現在使用のEW1250Pは、Amazonさんの記録によれば、2009年4月に購入した様ですが、現在も故障なく使用しています。
この種の機器の効果を理解しているので、掛かりつけの
歯科医に何故他の患者に勧めないのか聞きましたが、流行り廃りがあるという、理由にもならないことを言っていました。私が投稿しようとした理由は、その効果を沢山の人に伝えたかったのです。オムロンでも、パナソニックでも、外国製でも、なんでもよいですが、是非使ってみて下さい。
昔の時代は歯磨きや歯磨き粉がないし、歯石がついても取る機械がないし、さぞや昔の人は歯周病に苦しんだことだろう…。って、これ、全くの誤解でした。たとえば、縄文人の顎の骨を見てみると、歯は現代人よりもずっと丈夫だし、歯周病の跡も見られなかったそうです。
著者の丸橋さんは、歯周病を“口腔”という視点だけでなく、食生活やさらには家庭の絆などの視点から捉えていきます。精白米を玄米に、肉食中心の献立を緑黄色野菜・大豆・海藻を中心の献立に。などの食生活に変えることによって、どれだけ歯周病の症状が良くなったかが数々の症例で語られていきます。そして、読んでいくうちに納得するのです。
あー俺は今まで、何と「木を見て森を見ず」であったのか、と。
現代のような加工食品に溢れた状況で無軌道な食生活を送ると、体は病み、その一症状として歯も病んでいくということです。
歯周病は、あたかもある特定の菌だけによって引き起こされ、その菌を退治できる薬を飲めば解決するのだ、という医者の方もいますが、それはあくまでも対処療法にすぎないということがよく分かりました。
歯周病だけでなく、身体の健康全般についても非常に示唆に富んでいる本でした。ぜひオススメしたいと思います。