It is a very good product, good quality of the materials and very useful.
小出監督の本は前作もそうでしたが、やさしく心地よい文体で、それでいてごまかしがない現実的な練習法がしっかり記されています。つまり、魔法の練習法は書いてありません。でも、これだけやれば、これだけのタイムが出るというのが具体的に書いてあるのが何よりもありがたく、しかも信じるに足る内容だと思います。
今回の内容で特に心に残ったのは、「イーブンペースでは記録は出ない」というくだりです。イーブンではなく、30キロ過ぎから速く走るような後半型のほうが自己ベストが出やすいことを、本当にわかりやすく説明してくれます。読みながら、そういえば高橋尚子選手も金メダルをとったときは30キロ過ぎからペースを上げていたなぁ、なんて思ったのですが、これはちょっとレベルが違うのかも・・・。
いずれにしても、どうすれば30キロ過ぎで速く走れるようになるのか、そのペース配分や目標タイムを記してくれているので、ちょっとやってみよう、という気になるのがこの本の一番いいところです。
具体的な練習法を授けてくれるので、この冬の記録更新に一気にモチベーションが高まりました。
自己ベスト更新に悩むランナーには一読の価値がある良書と思います。
自閉症の青年がマラソンを
完走するまでを描いた映画。家族、コーチ、学校の先生、みんな間違ったことをいっていないし、間違った感情を抱いていないのに、人と人の気持ちのすれ違いや、当の本人の本当の気持ちが誰もつかめないがゆえ、なかなかうまくゆかない。
何かを覚えるために、最初は機械的だったとしても、あとからそれがものすごく本人にとって大切なことになることが、自閉症ではない人にもあるような気がしてました。