人生において、後悔や未練はつきもの・・・。 もう一度人生をやり直すことが幸せなのか不幸なのかは誰にもわからない。
ただ、マダム・セガワが、望んだ結末はそれも選択肢としてありうるのなら、まちがいではなかったのかも知れない。
初めて読んだ、藁科れいさんの作品でしたが、その世界に素直に入れました。
永遠のアセリアはとにかく世界が広く、なかなかふつうでは把握ができません。 そこでこの一冊。詳細なデーターや情報が一杯です。 僕はこれをコーラーを飲みながら気楽に読むつもりです。 ピらっと見ての感想で失礼ですが、読み物としてもなかなかの充実度です。
同監督の映画「エレニの旅」を観た後、それよりも評判のよい「永遠と一日」をどうしても観たくなり購入しました。この題目はあるものの長さを表しています。もちろんこの映画の内容も表しています。 主人公ががんに侵されているところから映画は始まります。ある少年と交流もあります。 観た後、静まり返った気持から、何か生きている感慨のようなものがふつふつと湧き上がってきます。 古びて疲れた心、魂があらたに力を得るようです。
ユリシーズの瞳。それは幻のフィルムを求めての旅。そしてフィルムは希求としての始まりの世界、つまりはこの世界の再誕を錯覚させる虚構としての20世紀の開始であるのかもしれない。かつて故郷を逃れたひとりの旅人は長いときを隔てて帰還する。変り果てた土地。開始される遡行と探索。凍てつくバルカン半島は悲痛である。ひとも建物も河もすべてが閉ざされている。あらゆる外界が静かな拒絶をもって、あるいは無視を装うかのように他者の眼差しでそこに佇む。歴史の夢が、記憶が、そして祈りがゆるやかに交錯する。民族、宗教、イデオロギー。ひとは多くの衣を纏っては次々と脱ぎ捨てていく。希望はいまだ宙吊りのまま冬景色のなかで凍結している。そのフィルムに果たして写っていたのは、原初の光であるのか、わたしたちは未だその答えを見出せないまま映画を観終わらねばならないのである。
非常に容量が多く、使いやすいです。 色もブラックを購入しましたが、デザインもシンプルで大変気に入っています。
ただ、もう少し値段が下がってくれればうれしいです。
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