学生のとき扇町ミュージアムスクエアで一回見たんだけど、そのときはなんか暗い映画?イメージビデオ?ってかんじでなんかよく分からなくて、ネットでレンタル落ちのビデオテープ買いました。暴力的なシーンは省略して紙ふぶきで作ってあるんですね。よく観てみると、この映画はこれでよかったのかとかも思う。妙に納得してしまうようでも有る。自分のブログに感想を載せました。
この作品ははっぴいえんど時代ほどロック的な内容ではありませんがとにかく名曲が多くメロディも大変美しいです。この人は、大変歌唱法も多彩なので聞いててとても飽きません。まさに名曲箱といっていい内容。
日本のポップmusicの中核を失った事は大変残念です。又はっぴいえんどは忠作では無く、シンガー大瀧氏が努めた事により、永遠となりました。クルーなーとして非凡な才能があった事は明白です。
往年のクレージー映画のエッセンスを、歌を中心に大滝詠一がサン
プリングしたいわばクレージー・ワールドの入門編。
当時大滝は「イエローサブマリン音頭」などの温故知新ネタ路線を爆走中で、それと東宝の思惑が見事にかみ合い、本作が生み出されたことは幸福としか言い様が無い。
クレージーの歌は多くが音源として流通しているが、実際の映画の中で見るとその魅力が一層際立つ。
植木等が人見明と脱力感あふれる表情で踊りまくる「シビレ節」や、
ラスベガスの大通りを交通規制し過剰に踊り歌う「ハロー
ラスベガス」などは、まさに映像でしか味わえない強烈なインパクトだ。
特に「ハッスル・ホイ」で「ハッスルハッスル」と連呼し万歳しながらカメラによってくる植木等のイってしまった表情は最早ホラーの域である。
制作当時再発売された作品に重点が置かれた大人の事情のせいでダレ気味の後半や、例えば「大冒険」の「辞世の歌」等の、物語の前後が判れば百倍笑える隠れた名曲が漏れていたりと、今となってはいささか残念だ。
しかし、クレイジーが最も輝いていた時代のエッセンスが詰まった名編集である事には間違いない。
入門編とは書いたが、50周年を迎えて本来あるべき全作品DVD化の動きが不透明な状況下では貴重な情報源である。
クレイジーの歌には映画とシングルカットで歌詞が違う曲が多数有り、マニアを自認するなら是非見ておく必要があるだろう。