はっきり言って話はありがちなバンパイアハンターもので
漫画「鬼切丸」の鬼を吸血鬼に、主人公を女にしたような感じの設定
(バンパイアも鬼切丸の鬼に似てるし・・・)
それでも何がいいかって
舞台が米軍基地とあって日本でありながら
英語が飛び交うかなり無国籍な世界観がなんだかいいし
それにともなう背景
美術も美しいし
寺田克也氏のキャラクターデザインがさらに味を付け
絶妙な光りと影を使った押井守テイストなリアル志向のアニメーションが加わり
全てにわたって美しく、魅せられる
この感覚はアニマトリックスを見たときに感じたのと似てるかも
ただ、48分にこの値段設定はちょっとなぁ・・・と思う
寺田克也デザインの個性的なキャラクター。最新の技術で作り込まれた背景と動き。極限までこだわった光と色彩の表現等等、映像ショーとしては一見の価値ありなのですが、尺が短い上に、これといった目立つ展開もなく、全体的に地味な印象。
舞台を
ベトナム戦争前の日本にする必然性を全く感じないし、「リアル」に徹したせいなのか肝心の戦闘も地味で、吸血鬼の血族である主人公・小夜の強さみたいなものが、今一つ伝わって来ない…(剣術と戦闘術をマスターした普通の少女以上の力を感じない)。どうせなら戦闘だけでも「スプリガン」ライクにして欲しかったです……。
英語と日本語を使い分ける工藤夕貴さんの演技が光っているので、それ一点突破でも観たいという人はどうぞ。
CD
ジャケット見て思ったこと、かっこいい… 店内に置いてあったらすごい注目しそうな!! 通常盤はなんと500円と安い!! カッ
プリングには新たに《冬のエトランジェ》って曲が追加されるみたいですよ!!確か…笑
追う者と追われる者。「バサッ」謎の少女・小夜が日本刀を抜く。暗くぼやけた世界観に、寺田克也のキャラクターがもろにマッチしている。小夜の声の工藤夕貴も凄みを利かせたはまり役。日本アニメでも
英語(日本語も混じるが)で、字幕で見るってのも、またまた臨場感が湧いてくるんだよね。本編48分で、もうちょい長く見たいなってのもあるけど、まとまっているので、それはそれでいいかって感じだ。フルデジタルと言われても、まったく違和感のない作り、さすがとしか言えない。登場人物達の動きが生々しく迫力あるぞ。が、しかし、ストーリーがストーリーなだけに、戦闘シーンは凄惨だからナメてかからないように。組織のおっさん、「翼手」と呼ばれる吸血鬼も恐いのだけど、一番恐いのは小夜だ。本編終了後の映像特典では製作者達の声も聞けるので、ファンは納得できます。でも、高いよな、やっぱり。