市川森一さんの脚本は見事です。過去ウルトラマンシリーズの脚本も書かれていたこともありますが、そのシニカルな姿勢が良くでていて、人間の業の深さを良く表現してます。大河ドラマで史実どおりでないという批判が多くありますが、歴史として押さえるところを押さえておけば、そんな事は問題にならないことがわかる脚本です。市川さんてやっぱり凄いです
音楽については、大河2回目の登板となった三枝成影さんです。NHKと制作陣が「
太平記」を意識して依頼したことは明らかで、「
太平記」との連続性を感じさせ、哀愁感漂う世界観をうまく表現していると思います
昨今の大河と異なり出演者の演技や演出も重厚です。一点だけどうかなと思ったのは、三田佳子さんや市川団十郎さんに20代を演じさせるのは無理があるような(^_^;)
こんな感じで南北朝時代を含む室町中期の大河を制作して欲しいところです