スコッチに負けないジャパニーズ・モルトウィスキーの誕生。
一人の熱心な研究者の努力が実を結んだ結果です。
スペイサイド、キャンベツタウンと渡り歩いた青年の努力が琥珀色の液体の中に結実しています。
その歴史をこの本は伝えてくれます。

ザ・スニーカー本誌の懸賞で当選した事がこの画集との出会いでした。
まさか当たるなどとは思ってなかったので、見た目で第二希望をこの画集とし応募したことを覚えています。
トリニティ・ブラットという作品を読んだこともなければ、九条キヨという名前すら知らなかったので、この画集が届いた時は驚きと同時に後悔しました。
なぜなら、当選した画集は直筆サイン入りのもの……自分ではなく本物のファンの人が当選すべきだったのにと。

しかし、せっかく当選したのだからと中身を見て驚きました。
キャラクターの憂い表情や色彩など、好みだったからです。
はい、即ファンになりました。　
ただ、当然ながら画集だけでは、キャラの名前やどういった場面であるのか説明に欠けるので原作と合わせて楽しむ方が良さそうです。

原作も読んでみたい、そんな気にさせてくれる素敵なイラスト集でした。

まりえちゃんは、かわいくて良かったですが、衣装が、1つだけ、ロケーションも、1箇所だけなので、物足りなかった。