作者が亡くなり、未完で終わってしまうのだと思っていた「時の
車輪」が出版されました。
第11部まで終わり、主人公たちはばらばらになり、それぞれの持ち場で活躍しているところで終わっていました。
最終の第12部がどうなるのか、非常に楽しみにしていたのですが、そこに作者の訃報でした。
第12部を手に取ると、ロバート・ジョーダンと言う作者の名前にブランドン・サンダースンの名前が加えられていました。
何でも作者は膨大なメモを残しており、最後のシーンは書き終えていたそうです。
しかも、夫人に完結してくれる作者を探すように頼んだとか。
読者としては、非常に有難いことです。
最後の最後でお預けを食った感じだったのが、筆は違っても、作者が思い描いていた物語の結末が読めるのは素晴らしいことです。
とは言うものの、最終章は実に長い。
700ページを超える上下巻なのですが、これが3巻あるとのことです。
4300ページ位にはなろうかと言う長編です。
でも、そんなことが気にならないような興奮の最終章です。