鉄腕アトム DVD-BOX(3)~ASTRO BOY~
手塚治虫は生前この作品を否定するコメントを再三出しています。それがあらゆる本に引用されたりしているので、アニメのアトムに否定的な方も多くおられるでしょう。
でもそんなことは作品そのものの価値には全く関係ありません。このモノクロ版、鉄腕アトムが好きな人ならば是非見て欲しい。
特にこのBOX3は素晴らしい作品が目白押し。原作には無いオリジナルの作品が大半です。唯一の難点は作画ですね。セル画の使いまわしが多い・・・・・
でもこのBOX3の時期に入ると初期の紙芝居のような状態からはかなり改善されています。アトムの絵柄もとても可愛いです。
特にお薦めは深夜のデパートで人形たちが踊り出す「夜の勇士たち」、アトムの切ない人間への憧れが垣間見える「幽霊船」「夢見る機械」、ファンタジックな「新かぐや姫」、コバルトが兄として初登場する「コバルト」
そしてアトムとお茶の水博士の絆や家族の愛情、それに加えてアトムのヒーローとしての悲哀をも描いた今作品屈指の名作「ラフレシア」です。
アストロボーイ・鉄腕アトム DVD-BOX #3
私は年がバレますが60年代アトムからリアルタイムで体験してきました。子供のころ毎月刊行されていたシールのおまけの付いた、アトムのマンガ本を必死になって集めた記憶がありますが、またこの年になって久々にコレクション魂に火がつきました。それほど今回のアトムは大人の鑑賞にも耐えうる素晴らしい出来です。
テクノロジーの進歩による画像、サウンドの凄さったらこれまでのアトムとは別世界です。それでいてストーリー、キャラ作り等も良く練られており、全体的なプロダクションのよさを感じます。
手塚先生の原作から離れてしまっているという意見もあるようですが、それはそれで良いのではないでしょうか。クラッシック音楽と同じで原作に普遍的な力があれば、時代にマッチしたアレンジや解釈がなされても決して色あせることは無いのです。
唯一タイトルバックに耳慣れた例のテーマソングが流れなかった時には残念でしたが,それも幼児体験によるパブロフの犬の条件反射みたいなもんです。今ではまったく違和感を感じなくなりました。
21世紀の作品として先入観を捨てて楽しみましょう!
Electric-Brain feat. Astroboy
かなり良作です。ネタもの好きな方は是非!と言っても
声は乗ってないので自分で乗せたりしないといけないのですが・・・。
5評価の理由は、有名アーティストだらけのため買っても失敗はないだろうと
言う感じ。
一番気に入ってるのはTECHNASIAです。
アストロボーイ・鉄腕アトム Vol.13 [DVD]
50話目までが、ようやく収録されました。天馬博士との決着(と、言うか博士1人で暴走・・?)も、ようやく付いた・・のか?アトムもアトムで、前半の、天馬博士への執着はどこへやら、やはり生みの親より育ての親なのか・・?