須藤フィクサーカールくんの気になる研究所

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アストロボーイ・鉄腕アトム Vol.13 [DVD] 50話目までが、ようやく収録されました。天馬博士との決着(と、言うか博士1人で暴走・・?)も、ようやく付いた・・のか?アトムもアトムで、前半の、天馬博士への執着はどこへやら、やはり生みの親より育ての親なのか・・?
花と流れ星 (幻冬舎文庫) 真備シリーズの短編集です。

えっと、大ファンなのですが、
真備シリーズ2冊を読んでいない。
なんちゅう不届き者なのでしょうか。
ゴメンナサイ。

常々、道尾秀介は、
「人間の真相心理を書くにはミステリー技法が一番」
と言っています。
それを如実にあらわしたのがこの作品集だと思います。

どれも、打ち明けられない過去があって、
その過去が悲惨な事件を起こしたり、起こそうとしたりする。
辛い物語の連続でした。
まさに道尾ワールドでした。

一つ目の「流れ星の作り方」は眠れなくなる夢十夜 (新潮文庫)で読んでいたのですが、
再読してもやはり面白かった。

「モルグ街の奇術」のトリックはニヤリとしました。
いやぁそれぐらい俺でもわかるよ〜。
って想って読んでいて、その通りになって、
ほらね。
と得意げに想っていると、
最後にやられました。。。
二歩も三歩も先をいく展開に脱帽です。

「オディ&デコ」の事件日の使い方、さすがですね〜。
気づかないっすよ。
普通にああ、そういう季節の話なんだなと想っただけだもん。
それが事件の解くカギになるとか想わないっしょ。

「箱の中の」の伏線の回収はさすがです。
コーヒーの伏線とか唸りましたよ。
冒頭で???が頭に浮かび、なんだこれ?と感じていて、
読んでいるうちにそれを忘れていたのですが、
最後におおおおおおおおって感心しました。

最後の「花と氷」はヒューマン性が強く感じられました。
おじいちゃんの気持ちが人間くささが伝わってきました。
トリックも結婚式のブーケプルズとかかっているし、最高でした。
一番好きかも。

豆のにしかわのコーシーのみたくなりました。

救命センターからの手紙 ドクター・ファイルから (集英社文庫) 24時間救命救急とかERといえば、ドキュメンタリーやドラマが流行り、「なんか大変そうだけどER勤務ってカッコイイ」と受け止めている人が多いことでしょう。でも、この本は実際のER勤務医である著者の経験談として、せっかく救命しても植物人間にしてしまったことへの空しさや患者の家族から怒鳴られる無念さ等の話が溢れています。救命救急だからこそ起こる悲しい厳しい現実の裏側が、苦悩の生の声が、心を打ちます。医師というより一人の苦悩多き人間=浜辺医師の魅力にどんどん引きずり込まれ、これが本当のERの現場だとわかる一冊です。
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