ロックマンX3 (2) (fukkan.com―コミック・ロックマンXシリーズ)
ボンボン本誌で読んでいましたが、物凄いダークでシリアスで、ひいた記憶があります(笑)。特にクワンガー再々登場には、驚きが隠せませんでした。
個人的に嬉しかったのは、書きおろしのエックスのイラストがあった事です。
ロックマンX2 (fukkan.com―コミック・ロックマンXシリーズ)
ゲームも面白いですが、この漫画はストーリーの面ですごく凝っていて、読み応えがありました。
エックスの『悩む』性格。闘いを通じて傷つきながらも少しずつエックスが強くなっていく姿が描かれていて、面白かったです。
この巻に収録されているエックス対ゼロはナイスバウトです!
ロックマンX (fukkan.com―コミック・ロックマンXシリーズ)
スーパーファミコンのゲーム『ロックマンX』を元にした、しかしてその実体は岩本佳浩氏の『ロックマンX』と言っていい作りになっています。
私がこの作品を推奨するのは、一言で言えば燃くさせる戦いがメインの展開だからです。ですが、それはこの作品のあくまでも一面。『ロックマンX』シリーズは2005年現在で『X8』まで出ていますが、その始まりはこの『ロックマンX』でした。新規の分野であったが故に、岩本佳浩氏は原作に捕われきれない独自性の強いシナリオを発揮する事ができたのでしょう。始めの方こそ試行錯誤の面がありますが、終盤に近付くに連れスタイルが確立してゆくところも見物です。
高い評価を与える事のできる作品です。では何故、私は最高評価を与えていないのかと言うと、これで終わってはいないからです。この漫画は『X4』の途中まで出ている事を確認しています。それは惰性で続く作品ではなく、いろいろなモノを含んだ重みのあるシナリオが展開していきます。
もう1つ、私がこういう事を言うのはおこがましいとは思うのですが、この漫画の面白さは主人公エックス(『X3』からはゼロも加わりますが)のストーリーだけではなく、作者岩本佳浩氏の漫画家としての成長も見どころではないかと感じるのですよ。『X』『X2』『X3』『X4』と話が進んでいくと一緒に、画が上達していき動きが躍動感に溢れ物語のテーマも深く面白くなっていく……この本1冊だけでも、最初の方と最後の方を見比べれば、「違ってきたなあ」と見えました。私には。ただこれは、私の目が節穴であるかもしれない事を考慮して下さい。
とにかく燃える漫画が読みたいなら推奨します。『ロックマンX』という単語さえ聞いた事がなくとも何とか大丈夫。……だと思います。
しかし、これ1冊のみで評価を下さないでほしいです。2005年4月11日の時点ではこの本1冊しか出ていませんが、『続く』とあるので続巻が出る事でしょう。出たら、是非それも見てみてください。私は既に総て買うつもりですが、そんなつもりのない皆さんでも、せめて『X2』までは見てもらえると評価が違ってくると思います。
模型戦士ガンプラビルダーズA (電撃コミックス)
以前放送された特番アニメのコミカライズ版。
ガンプラをこれから買ってもらうお子様をターゲットとした作品ではあるものの、特番アニメの続編としてカスタムモビルスーツの活躍を中心に楽しめるなかなか熱い内容で、早速積みガンプラを作りたくなりました。あと読後に感じたのは、やっぱりガンダムはモビルスーツにこだわってこそのシリーズであるということ。こういうところを某絶賛放送中シリーズも少しは見習っていただきたい。
ロックマンX4 (fukkan.com―コミック・ロックマンXシリーズ)
復刊ロックマンXシリーズも今回で最終巻となります。
旧X4一、二巻分のエピソードに加え、単行本未収録だった最終二話「♯11 FATE(運命)」「♯12 TEARS(涙)」
そして「岩本先生からの最後のメッセージ」が収録されております。
また、11話にはボンボン誌上では描写の無いまま終わっていたエックスとドラグーンの戦いが新規に描き起こされており、
ただの復刊に終わっておりません
(絵柄の違いについては・・・うーん(汗))
巻末には初となる「メットを外したエックス」のシルエット(苦笑)と、
「ロックマンX」執筆時の裏話が記載され、ノスタルジックな気分に浸らせてくれます。