ビジネス力養成 小宮一慶手帳2010
あちこちで売り切れてやっと入手しましたが、探したかいがありました。
目標を期間ごとに設定して実行・チェックする目安となったり、貯蓄を
「自己資産」として管理・運営するための良い手引書となっています。
小宮一慶のビジネスマン手帳2011
今年使ってみてよかったので、来年もこの手帳に決定。
大きくデザインに変更がないので、ストレスなく使えそうだし、
なにより、時間軸が20時までになったのがうれしい(今年のは19時まで)。
それと、カバーがビニールから黒の落ち着いた特製カバーになったので
見た目もよくなったし、持ち歩くのが楽しみ!
それでも社長になりました!―大企業トップ40人「私の課長時代」 (日経ビジネス人文庫)
「自慢話は結構です。昔の失敗談を教えてください」。
商社、精密、金融、鉄鋼、石油、機械、自動車、化学、ビール、海運、建機、他。日本の社長たちが普通の社員だった頃の苦労話や失敗談、そこからの成功談を集めた本。日本経済新聞の連載が元になっている。
左遷。手探りの海外赴任。課長になったのは同期で一番最後。困難なプロジェクトの立ち上げ。希望と違う部署への配属。抗議やトラブル。現場からの反対。軽率な失敗。粘り強い買収交渉。日本と違う海外の商習慣。異なる言語や文化の壁。社内の軋轢。努力してもなかなか芽の出ない事業。部門間の調整の苦労。新しい企画への反対。リストラの苦悩。不眠不休の連続。激しい議論。ライバル社の研究。信念。根気強い説得。
大企業経験者が中心だが、元オリンピック選手もいる。海外赴任経験者が多いのも印象的。時代感に古さを感じたり、結局は自慢話っぽくなっているものもちらほらあるのはご愛嬌。最終的に社長という肩書きを得た人たちも、いろいろな試練や試行錯誤の時期をくぐり抜けてきたことは実感できる。ひとつひとつの談話は短く、サクッと読める。ビジネスマンにちょっとした勇気をくれる一冊。