たべられるしょくぶつ (かがくのとも傑作集―どきどきしぜん)
子どもが小学校の図書館で借りてきました。
楽しい科学絵本です。とても気に入っていて、「ジャガイモのでき方なんて、知らなかった。図鑑と違って読んでわかりやすい。これがなかったら、ジャガイモの種を撒こうとするところだったよ。」と言っています。
落花生もとても魅力的です。
アンビエント・ミュージック1969-2009(STUDIO VOICE BOOKS)
何を持ってアンビエントと呼ぶかは曖昧なところがある。
テクノの視点からみるとこの本はポイントを抑えていると思う。
テクノバイヤーズガイドのアンビエント版として読ませていただいた。
二冊合わせて読むと電子音楽の骨格が見えてくる。
インテリジェンス 武器なき戦争 (幻冬舎新書)
NHKワシントン特派員を経験し、退職後小説家・外交ジャーナリストとして活躍中の手嶋龍一氏と、「外務省のラスプーチン」と呼ばれた佐藤優氏の対談録であるが、通常の対談録以上に楽しめる。
新聞や雑誌に、整理した形、細かく文脈を分析された形で掲載されない情報が如何に多いか、またそれらの情報の意味を見極め、どのように分析するべきかの考え方が本書の中で随所に垣間見られる点が非常に興味深い。
特にアンドロポフ大統領死去の情報を世界に先駆けて入手したソ連の日本大使館、第一湾岸戦争時にイラクとイランの関係の変化にいち早く気付いたテヘランの日本大使館のくだりはリアルで迫力のある部分である。
インターネットで単なる情報、活字にされた情報の入手は誰にでも出来るようにはなったものの、本当に世界を揺るがすような情報(インテリジェンス)の入手には金も掛かるし、スパイ映画さながらのリスクも付きまとうのであろう。日本は軍事大国になることが出来ないとすれば、インテリジェンス大国になるべく、この分野により多くの力を注ぐことも必要とされるのではないかと考えさせる一冊である。