代表人 上 (少年マガジンコミックス)
「幕張」「泣くよ!うぐいす」で、あらゆる問題作を発表しつづける木多康昭氏の新作。ですが、残念なことに、2巻で終わってしまいました。
原因は、ある作家にたいしたネタをやって、その作家からクレームが来て、編集部にギャグを規制されてしまったからだと思いますが・・・。
まあ、それはさておき、この作者の漫画は、今までのどの漫画を見ても、かなり人によって好き嫌いの分かれる作品ばかりです。
ですが、この人のツボにはまると、もう笑い声が止まらなくなると思うので、是非一度読んでみる事をおすすめします。
ちなみに、ギャグの他に、「大人の事情」と言うネタがあり、その「大人の事情」について、考えさせられたりもしました。
喧嘩商売(21) (ヤングマガジンコミックス)
今巻でついに田島が最強トーナメントの開催をブチ上げます。
20巻もかけてネタ振ってきた訳ですから当然といえば当然ですが、
田島がこれまでに出てきた猛者たちを紹介しながら
「最強の格闘技は何か?」とおなじみのやつを語る構成にはかなり唸りました。
そしてこの先のキャラ掘り下げ&カード発表編がまた素晴らしいのです。
カードの出し惜しみ無し感、ギャグパート封印、弱音を吐きながらも
ギリギリの掲載ペースは維持、などからも作者の「本気」を
感じずにはいられません。未読の方には「今こそ!この21巻まで!」と
オススメしたいです。
喧嘩商売(7) (ヤングマガジンコミックス)
全体を通して、ギャグがほとんどありません。普通の漫画なら問題なく楽しめる内容ですが、木多先生の作品としては少々物足りない印象。8巻収録分の話がひどい(褒め言葉)ので、メリハリという意味では良いと思いますが。