かれん
サディスティック・ミカ・バンドに参加した流れでプロデュースはその面々が。
桐島かれん本人も語っているけど、ところどころかなり無理したボーカルです。
かわいく聴かせるためにやたら高音域で頑張らされたらしい。
まぁ、結果としては確かにかわいい曲に仕上がってはいるんだけど。
サディスティック・ミカ・バンドへの参加は見た目の存在感だけで起用されたそうで、
桐島かれん本人は本格的に歌手になるつもりは全くなかったということで、
アルバム自体にこれといったアーティスト的な方向性はないのだが、
作家陣が豪華なために個々の楽曲はポップスとしてかなり良い出来ばえ。
そして、この次のアルバムでも、彼女はまた違ったテイストの名盤を作り上げる。
手作りのある暮し―Handmade living
普通の生活を変えなくてもいい、そこに少し愛情を込めて手作りを加えよう、毎日の生活を大事に生きようという著者の思いが全体に溢れている本。実際に著者はこんな風に丁寧に暮らしをいつくしんでいるのだろうなと伝わってくる。アイディアはそう数多くないものの、一つ一つが丁寧に説明されている為に読んですぐ実際実行に移れる。色んなアイディアを提案してあるもののどこから手をつけてよいのかわからない・・というありがちな状況にならない丁寧さにも心惹かれる。読んだ後に自分の家の中をまず整頓して毎日美しく生活したいと思わされる美しい本、お勧めです。
上田義彦写真集 at Home
グレーの淡いようで深いトーンが何とも心を落ち着けてくれます。
見ているだけで、心がほわっとしたり、美しいかれんさんの姿にどきっとしたり
見ている側も、その写真が撮られた瞬間の上田さんの心を覗いているような気分になります。
そして、何より、愛に溢れています。娘に対する愛、妻に対する愛、家族に対する愛。
素敵な、素敵な写真が、家族の軌跡がこの写真集には詰まっています。
ホームスイートホーム―暮らしを彩るかれんな物がたり
生活用品を慈しむということ、つまりは生活そのものを愛するということ、
そういった姿勢が感じられて、好きな本です。
出てくる家具や雑貨がどれも重厚な年季と存在感を放っており、
何十年もの時の洗礼を受けて 蚤の市やアンティーク店で眠っている
ところを連れてこられたような、そんなストーリーを感じます。
薄っぺらな成金主義を感じる、
よくある芸能人のインテリア本とは一線を画しています。
ホンモノだけを見分けてきた、目利きが愛するモノやその作り手に対する敬意。
静かに読んで、すてきーーとため息をついてます
鉄拳 デラックス版 [DVD]
鉄拳と言えば、派手な技と個性的なキャラクターが売りの
格闘ゲームですが、それを現実世界に落とすとこんな感じ。
技の派手さが現実世界に貶められているのが物足りなさ
を感じてしまいます。格闘はそれなりに良かったとは思い
ますが、もう少しエフェクトを加えても良かったかと。
ゲームの世界観を、現実世界に落としすぎなんだと。
しかも、企業に支配された世界と言う部分が、必要以上に
強調されていてコミカルに移ってしまいます。
ただ、各キャラクターは結構いい感じの配役だったと思い
ます……まあ、カズヤと平八はどうかと思いますが(笑)
仁はイメージにあってたので、それが救いかな。