ショパン:ワルツ集
颯爽としたテンポでショパンの多様なワルツの諸相を鮮やかに弾いてのけた驚くべき名演奏です。
「雪国の音楽好き」さんが書いておられるように彼女は(白血病で33歳で亡くなったルーマニア生まれの天才ピアニスト)ディヌ・リパッティの(病気と闘いながら録音したという)名演盤に倣った曲順で弾いていますが、ショパンの(通常良く弾かれる)14曲のワルツが、あたかも「一つの作品」(24の前奏曲集のような)であるかのような錯覚?を起こさせるほどです。
タッチの素晴らしさ、魅力的で表情豊かなフレージング、絶妙なペダリング。そして何よりも舞曲的リズム感の素晴らしさ。
文句なしの名演奏です。
オールド・タイム・レイディ
私が洋楽を聴き始めた頃、よくラジオで聴いたヒット曲「真夜中のオアシス」。懐かしさからこのデジタル・リマスターされた名盤を入手したが、実に耳に心地よい。「真夜中のオアシス」に限らず、アルバム全体を通じて、改めてこの頃の彼女の艶っぽい声とバックのライ・クーダー、エイモス・ギャレット、ドクター・ジョン(マック・レベナックの名で参加)、ジム・ケルトナー、スプーナー・オールダム、アンドリュー・ゴールド、デヴィッド・リンドレー等のつわものが作り出す、ルーツ・ミュージックをとりいれたサウンドのおしゃれさ、その完成度の高さに驚く。
ベット・ミドラーのデビューが72年で、本作も古き良きアメリカン・ミュージックを志向する当時の音楽シーンの代表作と位置づけられるが、ドリー・パートンのヒット曲(M3)やウェンディ・ウォルドマンの曲(M10,11)を採り上げる等、エミルー・ハリスやリンダ・ロンシュタットに象徴される70年代西海岸女声シンガーの活躍への道を切り拓いた偉大な作品とも評することもできる。しかし、「真夜中のオアシス」の素晴らしさの前ではジャンル分け等、野暮なだけだ。
ディランの「ノー・ディレクション・ホーム」に出演していたように、M.マルダーはNY生まれで60年代初頭のグリニッチ・ヴィレッジ文化の洗礼を受けた人。その後、ウッド・ストック移住を経て本作では西海岸の歌姫となった。最近の彼女の作品としてはハート・オブ・マイン ラヴ・ソングス・オブ・ボブ・ディランがお薦めだ。
アヴェ・マリア
2008年にお子さんを出産された、森麻季さん。
出産前も綺麗な方でしたが、さらに一層美しさを増したのではないでしょうか?
主人が森さんのファンですが、森さんが歌う主題歌「Stand Alone」が流れる、ドラマ「坂の上の雲」もかかさず観て録画していました。
「坂の上の雲」の第1部は、サラ・ブライトマンさんによる「Stand Alone」。
サラ・ブライトマンさんの、崇高で透明感のある繊細な歌声も素敵でした。
森さんの「Stand Alone」には、声の深み、慈愛の精神と力強さと優しさが感じられます。
ブライトマンさんとは、また違った魅力です。
そして何よりも、日本語の美しさ(作詞:小山薫堂氏「おくりびと」の脚本担当、作曲:久石譲氏)を再確認できる楽曲だと思います。
どの曲も美しいのですが、私が気に入っているのは、カッチーニの「アヴェ・マリア」と、シチリアを舞台にしたイタリアオペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」でおなじみのマスカーニ作曲の「アブェ・マリア」
心を癒したい方におすすめのCD
夜の女王のアリア~コロラトゥーラの女王
夜の女王やランメルモールのルチアなど超絶技巧を要する曲が並んでいて確かにその歌は素晴らしい。しかし、個人的な声の好みもあるだろうが、私には今は亡きルチア・ポップの歌声のほうが色つやがあって、高音の響かせ方などの点で好きだ。グルベローヴァは表現豊かでかなりの超絶技巧をもつ現代屈指のソプラノ歌手であることには間違いないが、前述のことから4つ星である。
ただ、この内容でこの価格はお買い得である。
言葉責めセックス (ベスト新書)
この本を読んで、今までの自分を反省しました。
やはり女性にとって、言葉はどんな時も大切なものですよね。
この本を読んで、かなり勉強になりました。
マリアちゃんありがとう。