JAPAN FIRST TOUR GIRLS’ GENERATION [DVD]
待望の少女時代のジャパンファーストライブ。期待してたのですがかなり裏切られます。
もちろんソシのパフォーマンスは文句ないんですが、その画像と演出。カメラとスイッチング。
ソフトスタッフのマスターベーションのよう。
過去にPerfumeの代々木のディスコライブのソフトもひどかったですが、それと全く同じ印象。
くしくも同じ場所って…。
カットの切り返しが早い、せっかくのライブソフトなのに手前に前の観客のシルエットがかぶったり。
じっくり見せることを忘れていて、とにかく演出側の独り相撲。
実際のライブは席がどこになるか、色々な席になってしまって、でもそこに納得してみるものです。
でもせっかくのソフトなんですから、観た人間は舞台の一番近く、
ステージ上にいるつもりでライブを楽しみたいもの。
それを作って編集、演出している人間はわかっているんでしょうか?
ソフトでも、結構、後ろの位置(の目線)だったりするのは嫌なんです。
それからライブのムービー、オリジナルをそのまま流してほしい。
なんで、それまで引いた絵で、見せられるのか?
メンバー紹介のオープニングムービーも。テヨンとかのコールのシーンで引きの絵ってないですよ。
それからせかっくの容量なんですから、映像特典でメンバー個人の固定カメラのシークエンスも入れてほしかった。選択式で。
特典映像もムービー1本のみ。せっかくなら全部入れてほしい。
メンバーのソロは権利問題があるので、仕方ないとは思います。
出来に関しては、有明のショーケースのほうがライブのソフトという点ではすぐれていると言わざるを得ません。
とにかく、ライブのソフトで何を見たいか、という点をスタッフはわかってほしい。
Boy's Life
今まで読んだ本の中で、5本の指に入ります。だけれども、その中で3回も読み直した本は今までありません。(国語の教科書を除く) マキャモンっていう作家は、ドリカムがユーミンをかつてライバル視したように、あからさまにキングを意識している作家で、その屈折感がパワーになっているんだよなあ。でも、キングがいたお陰で、スタンド・バイ・ミーがあったお陰でこの「少年時代」が書かれているんだったら、キングに感謝。
さて、本編のお話。春・夏・秋・冬・おまけの5部構成でお約束の少年の成長が描かれています。それぞれのエピソードが「むむっ」これまた、キングの作品を意識した題材・・・ 「おれならこういう風に書いちゃうんだよね、あんたのは暗いんだよね」と言いながら書いているに違いない! たしかに、キングのようなネバネバ感はありません。悲しいかな自分はキングの方を先にかなり読んでいたのでこんな比較のまなざしになってしまいます。できればキングの前に読みたかった!! でも単純に作品として、すばらしく思います。 それぞれのエピソードのエンターティメントはホラー・モンスターから西部劇まで、この「少年時代」はびっくり箱のようです。しっかり親子の絆も書いているし。最後に見事にエピソードが交差するのがまた見事! ぼく、父、友達、自転車・・・ アメリカのノスタルジックな田舎の風景を思い浮かべながらご堪能あれ!
少年時代 上―柏原兵三「長い道」より
前書きで藤子不二雄Aさんが述べているように、この漫画は、柏原兵三さんの長い道に感銘を受け、又、自身も柏原さんと同じ年に富山県に疎開していたという偶然もあり、キャラクター等の設定を少し変え、タイトルを少年時代として少年マガジンに連載された物です。
主人公は、風間進一、東京の国民学校5年生ですが、東京の空襲が激しくなった為、縁故疎開で弟の進二と共に富山県の光禅庵へやってきます・・昭和19年の夏です。進一は直ぐに同級生の級長のタケシと知り合いになります。このタケシ勉強も良く出来て、スポーツ万能、又喧嘩も非常に強くいわば裏番的存在です。しかし、その私生活は、秘密のベールに包まれています。
タケシは、学校以外では色々進一を助けてくれますが、学校では、勉強、習字等少しでもタケシを上回る物があるとその腹いせに進一をいじめます。そして、こんななか、マサル、フトシ等、進一に味方する者もも現れますが、全てタケシに焼きを入れられます。そして、校長先生の自宅に東京から美那子が疎開してきて・・・
昭和19年頃から、大都市では、空襲が激しくなり、多くの生徒が疎開しました。その疎開体験は、多くの人が、小説、エッセイに記しています。最近読んだものでは、赤塚さんも自伝で疎開体験を述べています。父も大阪で空襲を受け奈良に疎開しました。一時帰阪すると、自宅と店舗は、焼夷弾で跡形もなくなっていたそうです・・日本人が、忘れてはいけない事実が描かれています。また、藤子さんの硬質で暗いタッチが、物語にうまくあっています。再刊を機会に是非ともご一読ください。!!
最後に、長い道と比べたい部分があったので、書庫を探しましたが、見当たりませんでした。中公さん、文庫の復刊是非ともお願いします!!
少年時代〈上〉 (ヴィレッジブックス)
これは、1960年代のアメリカ南部の田舎町を舞台に、12歳だった少年コーリーの冒険に満ちた青春回想記。
もうすぐ思春期を迎えようとして揺れ動く少年期の貴重で純粋な1年間のエピソードが、鮮やかによみがえる。1960年代のアメリカといえば人種差別問題を抱えていたことだが、この物語でも苦悩するアメリカの姿が描かれている。
また登場人物が実に愉快で笑えてしまう。いつも素っ裸でいる金持ち、町のギャング一家、魔法使いのような黒人女性、ハナクソ少女、悪魔のガキ大将兄弟、クソを撒き散らすサル、川に潜んでいる謎の生物etc・・・、とにかくスゴイの一言。
このようなメンバーで飾られる面白おかしいエピソードのなかに、殺人ミステリーまでが実に巧みに書かれている。あまりにも衝撃的な真相に、思わず息を呑んでしまうほどだ。
この『少年時代』はただの回想記でも冒険小説でもない。1つのジャンルではくくれないほど大きなスケールの物語のような気がする。
少年時代
言わずと知れた、日本の夏の名曲。3分余りの歌の中に、過ぎた夏の記憶、多感な少年時代の憧憬、そこから離れていく時の寂寥感、様々なものが詰まってる気がします。何度聴いても胸に響きますね。
色んな歌が流行っては廃れていく音楽界だけど、この曲はそれらと全く対極の位置にある、普遍的な名曲ですね。マキシで買えるってのが嬉しいです。
井上陽水さん史上最大、85万枚のヒットというのも納得です。