きっと忘れない【字幕版】 [VHS]
ハーバード大学の学生4人と浮浪者の話。
どうやら原題は「With Horners」というらしい。Honersというのは大学を卒業するときにもらえる「名誉賞」という意味なのである。アメリカでは成績が優秀だと学位のほかに名誉賞のオマケまでついてくるらしい。
映画の最後の卒業式のシーンで「honers(名誉賞)」の言葉の関連がビビッとくればこの映画を2倍楽しむことができると思う。
ちなみに学生の頃にこの映画を初めて観たけれど、価値観が変わったと思う。
きっと忘れない
この曲は、本当に良い曲だと思う。彼女のファンになるきっかけでもあった曲。一般的には、「負けないで」あたりが名曲と評価されがちだが、私はこの曲こそが本物のZARDの音楽だと思う。「負けないで」の想像以上のヒットが原因で世間一般的にはZARDの王道は応援歌みたいに思われてしまいがちなのですが、やっぱりZARDの王道はこの「きっと忘れない」みたいな胸が痛くなるほど切ない失恋ソングだと解釈している。でも、考え方は人それぞれなので、最終的には自分の中での「ZARDの王道」を見つけてZARDの音楽を楽しめればそれで良いと思う。
きっと忘れない [DVD]
ハムナプトラで有名になったブレンダン・フレイザーが主人公を演じています。
いわゆる青春モノで、ハーバード大学からエリートコースに進むことが人生だと信じていた主人公が、
人を愛することや人生、人間について周りの人から学び成長するというストーリーです。
教室での演説は映画に水を差すようなものではないと私は思います。
一見みすぼらしいホームレスが実は知恵もあり思想に優れていて、
理屈を並べて人を見下す教授よりも人として素晴らしいのではないか、
と考えさせられるシーンだと思います。
主人公の価値観がその瞬間に変わる重要なシーンじゃないのかな。
不思議な演出というか奇妙な面白さが多くて好きです。
個人的には前出の演説シーンと、手作りのクリスマスツリーのシーンが印象に残ってます。
あと、ルームメイトのエバレットのDJ。ゴーキーの声は欠かせません。
急に好きな場面が観たくなっては何度も繰り返し観ています。
比較的短い映画なのに、色々な要素がギュッと濃縮されているようなとても内容の濃い
良い映画です。
きっと忘れない [DVD]
「大学は卒業していなくても、彼は立派に人生を卒業した」
ふとしたことがきっかけで浮浪者と知り合ったハーバード大学の学生がある場面で言った言葉。この一言につきます。
大学を無事に卒業することよりも、もっと大切なものを見つける場所でありたい。そんな人生を生きたい。
そんなメッセージがこめられたこの映画は、大学生はもちろんのこと仕事で悩んだ人、近頃人間性が落ちているなと感じている人などには是非観て欲しい作品。