チーズスイートホーム(1) (モーニングKCDX (1943))
迷子の子猫のお話は、とっても胸に響きます。
よくありがちな猫が好きなだけの漫画ではありません。
表現力のある漫画で、1コマがもつ「間」に素晴らしいものがあります。
猫の持つ独特の「間」と言ってもいいでしょう。
迷子の猫が切なさの中に、人間の家族と出会い、そこで本当の家族となっていく。
その過程は温かで心をうちます。いつも「ママ」の姿を追いながら、ゆっくりと人間家庭に馴染んでいく。
しかし、そこはペット厳禁のマンション。
いろんな壁も「愛情」で越えて行くハートフルストーリー。
主人公「チー」の豊かな表情もとっても可愛くて、今一番お奨めの作品です。
より多くの人に読んでもらいたい。そういう「色」「絵」「文」。それから、空気を持っています。
チーズスイートホーム -チー、病院にいく- (特装限定版) [DVD]
何にも無い休日に、のほほ〜んと「チーズスイートホーム」を観て、子猫いいな〜・・なんて考えたりしています。
この限定版にはチーの人形(と、ハンカチ)も付いてまして、それがまためんこい♪
今回のお話で特に好きなのは、お母さんに怒られてチーが外に飛び出して行っちゃう「チー、逃げ出す。」〜「チー、ひとりぼっちになる。」と、
お父さんが最初にチーに嫌われてしまうことになる「チー、病院に行く(前、中、後編)。」〜「チー嫌がる。」かな。
チーの子猫らしい柔らかい動作と、コロコロ変わる表情がすごく良いです。
チーズスイートホーム(8) (KCデラックス)
相変らず チーがかわいい。
私は ちーが大好きなので 本作は一巻からそろえている。
ファンとしては 面白い! ☆5つだ!とつけたいところなのだが…。
本シリーズの魅力としては 猫達の考えていることが台詞としてわかることだ。
日常の猫のしぐさ等に チー達の感情を台詞として表現することで
あぁ こんなこと考えてそうだな と思ったりして自然と笑みがこぼれてしまう。
ただ 物語が進むことで キャラが自立してきた印象を感じている。
もちろんそれは キャラクターが生き生きと自分の意思を持っているという事で
決して悪いことではないし 多くのファンが望んでいることなのだと思う。
そのいっぽうで 私はすこしづつ 違和感を感じてきてしまった。
猫が考えている内容が複雑すぎる。 猫はここまでは考えないだろうと感じてしまうのだ。
そうすると 気持ちが少し距離を置いてしまい 物語に入り込めない。
単純に楽しみたいのだが キジトラ猫の小梅さんシリーズでも感じたので 自分の性格なのでしょうが無いのかと思う。
ともあれ そこを差し引いても チーはかわいいと思うし 新しい友達のコッチとの冒険は
シリーズのファンならわくわくして読めると思います。
特典付のバージョンもありますので購入はお好みで。チーズスイートホーム(8)限定版 (プレミアムKC)