我的心太乱MV (high quality) -周传雄(小刚) 心太モバイル

三波春夫歌の心大全集

三波春夫さんは世界有数の歌手であると思います。その声と節回し、歌う題材。どれをとっても素晴らしい。
自分で買った中ではLP時代の記念リサイタルを収録した放浪芸の天地がベストアイテムなのですが、こうしたある意味企画盤ではなく、大衆に愛された三波さんを大観できる音源があって良い。このCD3枚組みは、それにある程度こたえるものだと思います。
1枚目のヒット曲集、2枚目の長編歌謡浪曲集も聴きものですが、最高なのは文字通りの浪曲師三波春夫をまるごとおさめた3枚目でしょうか。ラストの神崎与五郎東下りの一節は、三波さんだけでなく数多くの浪曲師や音頭取りが自分のレパートリーにしてきた日本人の財産ともいえるものだと思いますが、三波さんの朗々とした、しかし浪曲師としての筋を押さえたしゃがれ声っぷりが美しい。
それにしても三波さんすごい。神崎東下りとルパン音頭が同居して、どっちも最高だと思える歌手がどれほどいるでしょうか。

被災地の本当の話をしよう～陸前高田市長が綴るあの日とこれから～ (ワニブックスPLUS新書)

陸前高田市は三陸沖に面した岩手県最南端に位置しており、岩手県内でもっとも大きな被害を
受けており、１，０００人以上の死者、５００人以上の行方不明者がいます。町の人口が
２万５０００人足らずですからいかに甚大な被害か、わかります。本書は陸前高田市長として
就任から１ヵ月後に東日本大震災が発生、市街地が壊滅状態、自身も家を流され、小６と小４
の幼い息子さんを残し奥様が亡くなり、そんななかで懸命に陣頭指揮にあたった戸羽陸前高田
市長の震災当日の様子から復興へのシナリオまで、被災地への全容を明らかにしてます。
当日は襲いくる大津波、地獄のような光景、ライフライン全壊、そして奥様を助けることがで
きなかった悔恨、遺体であふれた体育館、断絶した交通網、届かない物資、緊急時なのにマニ
ュアルどうり進めようとする国の対応、物見遊山でやってくる国会議員、それでも筆者は復興
は８年後まで実現させる！故郷の姿を取り戻したい思いで尽力する姿勢が本書から伝わってき
ます。そして復興するには国が被災地に寄り添い、スピード感のある対応が絶対必要だと感じ
ます。

患者の心に寄り添う聞き方・話し方―ケアに生かすコミュニケーション

　聞き方や話し方のテクニックが羅列してある本かなと
思い購入しましたが、内容は技法だけでなく、人の心の深みや、
内面的な諸問題にまで光が当てられていて、話題豊富（綿密）な良書です。
　内容の深い本で、一読し、さらに、繰り返し読みながら、
多少なり身につけるには、それなりの年月やゆとり、継続的な意欲が必要に思えます。

　前半は、ナースと患者さんとの関係に焦点を合わせての、
カウンセリングマインド的な話題が豊富ですが、
　例えば、患者さんへの態度については、
評価的態度、解釈的態度、調査的態度、支持的態度、理解的態度、逃避的態度に
分け各々、説明がされています。
　患者さんへの質問の技法としては、
直接的質問法、自由質問法、中間的質問法、重点的質問法、多項目質問法が
紹介されてます。
　また、訴えの受け止め方として、受容、尊重、共感、真実性、沈黙の意味など…

　本書の後半は「看護に生かす交流分析」として、
『交流分析』の話題に多くのページが割かれています。
　本書に掲載されている質問に（自分で）答えて、「エゴグラム」や「OKグラム」を作り、
状況における（行動する、建て前の）自分と、内面（本音）の自分とのズレを
調べることもできます。ズレが大きいほどエネルギーの浪費が大きいと
あります。

　ローウェンの生体エネルギーの説明までありますが、ともあれ、
巻末に、章別の参考文献（引用文献）が４ページにわたり細かい文字で
多数挙げられていますので、参考になると思います。杉田峰康さん
のご著書が多く挙っています。

　以下、本書の中から一つだけ具体的に（要約して）ご紹介させていただきます。

　患者に優しく接することを求められる看護師さんが、ふと言いました。
　「私だっていつも（患者に）いい顔はできない。気分の悪い時だってあるから…」
　それに対して、「優しい看護師だから優しい言葉を
使うのではない。優しい言葉を使う人なので、
優しい看護師と感じてもらえるのである」と記してあり、
「はじめにことばありき。ことばは神とともにあり。ことばは神なりき。
（聖書　ヨハネ福音書　冒頭）
「いのちは、ことばに　いのちする」（カウンセラー岩下榮次さんのお言葉）
などの言葉が（引用）紹介されていました。
本書54ページ参照　
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　患者さん（医師も含むかも…）とのコミュニケーションに興味のおありのナースの方々はもちろん、
一般のサービス業をはじめ、また、家庭（学校）などにおける
人間関係などにおいて、心への寄り添い方などにご関心がおありの方々、
また、自分自身を知りたいと願う方々にも、広く推薦させていただきます。

ところてんの女 [DVD]

結構、WOWOWでいろんなピンク映画を見てきたのだが、この作品はベタな内容ながらしっかり作られているなと思った。

ところてん売りの娘と彼女を慕う侍と不器用な飛脚の三角関係がうまく描けていた。

もちろんピンク映画らしく、ところてんプレイなるおバカなSEXなどもあるのだが、これは中々気持ち良さそうだ。

最後は意外な程、切ない映像で締め括る。不思議な余韻を味わえる作品。