岡本太郎 「明日の神話」 再生への軌跡 [DVD]
偶然観たのですが、予想以上に良い映画でした。
サルマの外見と演技があいまって、本当に画家を知ることができる映画になっています。
その絵を描いたときの描写と、実際のフリーダの描いた絵を映像に組み込む工夫も絶妙。
フリーダの生き方については賛否両論あると思いますが、ここまで芯を持った、自立した女性の人生を観たのは初めてでした。最後の方のシーンでの夫との関係もとても素敵です。
若くして大きな事故に遭い、生涯痛みと折り合いをつけながら生きていったフリーダ。波乱に満ちた人生を、一生懸命自分と向かい合いながら突き進んだ画家の生き様に、勇気をもらえます。特に女性に観てほしい映画です。
岡本太郎 爆発大全
思い切って買いました。買って良かった。
数ある岡本太郎の本の中でブッチギリのダントツだと思います。
見開きでバンバン作品が見られるので、ページをめくるたびに作品が迫ってきます。
岡本太郎の生涯に作品で向き合う感じで、ドキドキしました。
絵画や写真だけでなく言葉もたくさん入っていて、いま岡本太郎が生きていたらどんな発言をするのか考えてしまいます。
芸術は爆発だ!
明日の神話 岡本太郎の魂〈メッセージ〉
岡本太郎の原爆の図の連作の中で一番大きな作品でメキシコのホテルの
依頼で現地で書き上げたものでしたが、残念ながら建設が頓挫して行方不明
になっていたものでしたが見知らぬ倉庫で眠っていたものを大変な修復作業で
もう一度本来の姿に戻るまでの経過を写真でまとめられたもので、修復に
対する謙虚さが随所に見て取れました、早く見にいかなくちゃ・・・!
明日の神話 (初回限定盤)
♪〜太郎と敏子のように向かいあうふたりに〜♪のフレーズに毎回じぃーんときます。。。
互いに向き合う気持、尊敬、同士のようなふたりの関係を田島さんは良く理解し、曲にしていると思います。
謎解き太陽の塔 (幻冬舎新書)
大阪の万博公園にドカンとある、太陽の塔。
いくつもの顔を持ち、たんなる巨大な像というだけではなく、いろいろな意味を持たされている。
そんな視点から太陽の塔→明日の神話を通じて岡本太郎の描きたかったモノがなんであったかを
考察しています。岡本太郎の若かりし頃、欧州で参加していた思想上の秘密結社から、縄文・千手観音そしてキリストと
最後にたどり着いたキリストという回答は突飛な感触も受けますが、「死と復活(再生)」というイメージは
確かに太陽の塔にもあるように思えるのでわりと納得してしまいました。