The Nanny Diaries
ミセスXの無理な注文を何ひとつ断れないお人よしのナンがほほえましいし、グレイヤーをすごくかわいがるのが泣ける。グレイヤー坊やのキュートさと、ヒロインがチャーミングなことが何よりこの作品の魅力。気の弱いナンを叱咤する、ナンのママとグランマのキャラクターも爽快!それから、ミセスXの超贅沢ファッションが細かく描写されているのも女性読者にはたまらないところ(とくにヴァレンタインの夜のイヴニング・ドレスをあれこれ試着するシーンには注目…)。宝石箱とおもちゃ箱を半分ずつひっくり返して、ぐるぐるかき回したような楽しさ満載の逸品だ。映画化も決まったらしいが、ナンを誰が演じるのか(一読者としては、20代の頃のメグ・ライアンがイメージ…)がとても楽しみ。
アンジェリーク ラブラブメール
可愛いちびキャラで4コマ漫画風に画像メールを作成するソフト。ソフトを持っていない相手にも読んでもらえるというが、実は閲覧専用ソフト(ビューワー)をダウンロードするのが一苦労。せっかくの気遣いが先方のごメイワクにならないよう気を付けたい...自分宛に送って楽しむのが一番無難かもしれない。
ジュリア [DVD]
全くもって不可解な日本のDVD発売状況。アカデミー賞主要3部門受賞のこの大傑作がやっとDVDになります。ヤレヤレ。
とにかく、俳優の演技、演出、時代考証、セットから細部の小物まで含め美術、全てハイクオリティーです。文字通り「文芸大作」の名に恥じぬ作品ですが、決して堅苦しくなくサスペンス映画としても一級品という今ではありえないくらい贅沢な名作中の名作です。
大体、女性の純粋な友情をこれほど見事に映画化した作品は、これ以外に思いつきません。
本当、今までDVD化されてなかったのが嘘のようで、まずは、映画ファン必携と断言しておきます。
なお、本作はヘルマンの自伝の映画化ですが、「ハメット伝」等多くの資料によると、実際のヘルマンとハメットの関係は、もっと「どろどろ」したもので、ハメットの死後その著作権などについて、法定相続人達と泥沼の訴訟を起こしたり、何か自分を美化・正当化した自伝のようです。
それを知ってからは、かなりヘルマン自体には幻滅しましたが、その事と本作の価値は関係ないと思います。
絶対のお勧めです。これを期に、こうした名作のDVD化が進むことを願います。
鉄拳タッグトーナメント(TEKKEN TAG TOURNAMENT)
キャラ同士でタッグが組めるなんてまさに最高!
鉄拳1~3までのキャラがほぼ全員出演していてキャラの多さにも満足です!最初から3Pカラーが使えるとこもいいと思います。
あとミニゲームもまた魅力のひとつでしょう。
買って損はしないと思います。
ジュリー&ジュリア [DVD]
メリルが演じるジュリア・チャイルドという人はフランス料理をアメリカの家庭に紹介した方ですがアメリカでは今でも大変有名な方のようですねぇ。映画を見るまでは全然知りませんでしたが、予告編で、メリル演じる彼女の決め台詞「ボナペティ!」の凄い迫力に驚き観たって感じです。
内容は、ジュリーとジュリアが直接何らかの交流を持つのではなくブログを通しての一方向的な関係ですが、「ジュリアと彼女のレシピを愛するジュリー」と「料理本が完成するまでのジュリア」の奮闘生活が交互に絶妙なバランスで描かれています。そのため、ジュリアへの敬愛、親愛の念をいっそう深めるジュリーに共感できるつくりになっています。このエピソードを綴ったジュリーの本がこの作品の原作になったわけですが、実話なので派手なエンディングとはなりませんが、少々せつなくても心がポッと温かくなる作品です。彼女達の夫婦の絆にも感動しました。
レシピが気になる美味しそうな料理が次から次へと登場します。料理が苦手な私でも、ジュリアの料理本「Mastering the Art of French Cooking」をつい購入したくなります。あと、エイミー・アダムス演じるジュリーは大変キュートでした。そしてそして、メリルは凄かったですね。本物のジュリア・チャイルドか!!と突っ込みたくなるくらい。最近の彼女の作品は私の中ではあんまりだったのですが、この作品を見て改めて凄い女優だと思いました。雰囲気がある。アカデミー主演女優にまたノミネートされたのが頷ける演技でした。
こんなけ褒めて★4つの理由は、正直わかりません。このエピソードを映画化した作品としては★5つですが、相対的に大好きな映画と比べると最高ランクには入らないって感覚です。