不完全神性機関イリス2 100億の時めぐる聖女 (富士見ファンタジア文庫)
氷結結界のエデンシリーズを読んでいる人には、そう来たかと思える人物が登場。読んだことが無い人には普通に新キャラとして。とにかく主人公達の青天井な能力発揮は爽快です。そして取り巻くヒロインズのあざといやり取り。それに気がつかない主人公の構図は完成されていて、1冊の小説としてあらすじを含めた解説から丁寧に物語へと再導入してくれる流れは丁寧すぎる感じもしますが、ちょっと間が開いて細かい部分を忘れかけていた頃合いに丁度良いです。バランスも日常的と非日常的なパートが同時進行していく辺り、絶妙だと思います。
ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒 デジタル・リマスター版 [DVD]
「2」の後、ファンからは相当な期待を持って迎えられたであろうこの「3」だが、ふたを開けてみると相当な賛否両論だった。それもそのはずで、まずいわゆるアクションシーンが圧倒的に少ないし、過去作のキャラクターを一通り登場させながらさらに新キャラクターも登場し、ガメラの存在や「なぜ日本にばかり怪獣が集まるのか」という疑問など、とにかくてんこ盛りの構成。そこにさらにイリスに関係することになる少女と、少年の物語も加わるわけで、100分程度の作品ではきついのは当たり前だ。
そんなストーリー上の欠陥はありながらも、十年以上たった今改めてみると、それでもやはり観るべき作品であるということがしみじみとわかる。
「1」「2」を経てさらに進化した戦闘描写は短いながらも圧倒的な迫力と美しさだし、特にラストバトルはさながら絵画のようだ。燃え盛る京都の街をバックにたたずむ二体の怪獣。そして京都駅の「中」(!)での屋内バトル。三部作を締めくくるラストバトルをわざわざ狭い室内でやったことに対しては色々な意見があるだろうが、人間たちが入り乱れながら怪獣の戦いも描く為にはこれしかなかっただろうし、最後の最後になっても火球の打ち合いでは終われない。それまでの怪獣映画の限界や定説を覆してきたシリーズ。派手さはないが、痛みと壮絶さが伝わってくる、屈指の名シーンだと私は思う。
渋谷襲撃シーンのさながらパニック映画のような迫力も最高レベルだ。
尻切れトンボなラストは、普通に考えたらありえないが、終末観と、片腕を失くした怪獣の悲壮な、しかし気高い叫び。怪獣映画の中に「ドラマ」を挟んだのではなく、怪獣そのものにドラマを与えた。欠点は色々と抱えているが、それでも尚、語り継ぐべき怪獣映画の最高峰である。いまだに、これを超える作品には出会っていない。
イリスのアトリエ エターナルマナ オリジナルサウンドトラック
ゲーム内の自然に満ちた世界・幻想的な空間に入り込める曲の数々。
民族音楽調の曲が特に素晴らしく、霜月はるかさんが唄うOP曲には感嘆しました。
全体的にテンポよく聞けて、何度聞いても飽きがきません。(曲数のせいもあると思いますが・・・
唯一難点をあげるとすれば、やはり1曲が短いことでしょうか。
短いというよりは、「もっと聞きたい」という気持ちになるだけかもしれませんが。
ゲームをやった人にはもちろん、やってない人にもオススメできるサントラです。
サントラを聞いてからゲームを買うのもアリだと思います。
ちなみに私は曲を聴いて、即ゲームも注文しました。
個人評価は大満足、5つ星じゃ収まりません。
イリスのアトリエ エターナルマナ2 (通常版)
私は過去のアトリエシリーズを、イリス以外に数本やってますが、そんなに嫌いな作品ではありません。むしろ、そこそこじゃないかと。
アトリエシリーズと括ってるとがっかりするかもしれませんが…なんというかこれはシリーズの、姉妹編とか外伝と取った方がいいかも。過剰な期待さえしなければ結構楽しめます。キャラクターは可愛いし、ストーリーもクセなく、テンポも良い。さくさく進めます。ですがその分、インパクトも薄いかと。
全体としては良いゲームなのですが、他の皆様が仰るように、やはり「やりこみ要素」はシリーズ、前作を通しても一番低いです。これらを総合すると、お勧め度は星三つという感じです。次回作は、もっとパンチが効いているといいなぁ。
装甲騎女イリス
BLACK lilith作品の中では最高のコストパフォーマンスを誇っている作品。CG枚数がミドルプライス並にあります。(48枚)ゲームシステムも工夫があり面白い上、エンディングも沢山用意されているのですが、シナリオライターの筆力がCGと設定に全くおいついていない為、チグハグな印象受けてしまう上、余りエロスを感じられないのが残念でした。
改造シーンがあるので苦手な方は注意。科学の力ですぐに元通りになるので陰惨さは無いのですが。
異種姦好きの方ならかなり楽しめます。