Ornamentation and Illustrations from the Kelmscott Chaucer (Dover Pictorial Archives)
ケルムスコット版のチョーサー、この一番有名な本のペーパーバックは、美しいモリスのデザインとバーンジョンズの絵とともに大変有名である。これを手頃な値段で手に取ることができる。そして、好きなページを切り離して額装すれば部屋のインテリアにもなるでしょう。
V [ビジター] 〈ファースト・シーズン〉コンプリート・ボックス [Blu-ray]
旧作Vのシリーズからのファンだったので、第1シーズンのepisodes1〜12を一気観しました。地球侵略のテーマが、エリカとアナの母親同志の戦いが、拮抗する構図となって描かれており、大変面白く思いました。効率をとことんまで追求し、理性や感情を排除してきたvisitor達に、次第に人類の感情らしきものが芽生えてくるのは素晴らしいアイディアだと思います。episodes12での、激昂するアナには心揺さぶられるものがありましたが、逆に人類は、理性や感情を失っていってしまうのでしょうか?第2シーズンが楽しみです。バトルスターギャラクティカファンは必見です。レギュラーがおいしいキャラクターを演じております。
V [ビジター] 〈ファースト・シーズン〉Vol.1 [DVD]
Vol.1は低価格だったので試しに購入したのですが、第一話を見終わらないうちにビジターの残りのDVDを購入したくなりました。ストーリー展開といい、映像の見事さといい「これが本当にテレビ番組なの!?」と興奮が冷めやらないまま、あっという間に一巻観終わってしまいました。もちろんVol.2以降も即注文しました。まだ観てない方は是非Vol.1をお試しあれ!
大いなる別れ [DVD]
今回のボギーの役どころは落下傘部隊の隊長。もっとも兵役前はタクシー会社を経営してた一般市民なんだけど探偵顔負けの調査能力を持ち女のあしらいも博打の腕も超一流。出演する映画の設定にいちいちいちいちいちいち役造りなど不要と言いたげな活躍をするボギー…って、一体なにもんやねんwww。ボギーのファンなら大満足なカッチョ良いボギーに会える一本です。女なんてポケットに入るサイズでいい…必要な時だけフルサイズになればいい…って、現代ならキモオタ的な発想だけどボギーが言えば男らしい…って?んなことないです。やっぱし超自己中なセリフですねwwwとにかくボギー好きには安心してお勧めできる大いなる別れです。
世界のかなたの森 (ウィリアム・モリス・コレクション)
中篇といって良い短さでコンパクトにまとめられた本書は、中世の騎士道物語の冒険の要素、妖精物語の神秘的な要素がとりこまれ、とりわけ美しいファンタジーに仕上がっています。
登場人物の設定や、物語の細部のエピソードは、けっこう生々しく、おりおり凄惨な場面さえ語られますが、実際に読んだ感じはとても爽やか。
木々の密集した森の中の、むっとするような緑の匂い。小川の水の冷たさと美味しさ。地面をおおうばかりに咲き乱れるちいさな草花の色。読後に思い出すのは、なぜかそういった感覚ばかり。
これは神話や伝説にならった、モリスの簡潔な文体によるものだと思います。
微にいり細をうがった生々しい描写などひとつもない文体は、出来事や事件の合間あいまに読者を立ち止まらせ、読者自身の自由な想像を促します。
わたしたちはそうして立ち止まるたびに、モリス独特の、みずみずしい自然にあふれた物語世界の空気を、存分に味わうことができるのです。
現代の小説も良いけれど、古いロマンスを読むことも、また素晴らしい読書体験です。