プレーゴ!’93~ザ・メニュー・オブ・トラットリア(1)
トラットリア・プレーゴシリーズの第一弾ですが、このコンピは、ほんとに重宝しました。なんてったって、ヴィーナス・ペーターとブリッジをここから知りましたからね。シリーズの中でも、最も統一感がある気がします。まあそれは、単にトラットリアのメニューがまだ少なかったからかもしれませんが。トラットリアシリーズには、必ずペラ紙のメニュー表が同封されていましたが、そのジャケのスタイリッシュさに、胸を躍らせたものです。ポップアート的なデザインが、小さい写真でずらりと並べてあって、ここにあるもの全部聴いてみたいと思いました。この頃のトラットリアって、本当に新しかった気がします。
時代は駆け巡り、今はこういうサンプラーは、本に付録としてついていたり、ネットでダウンロードできたりして、これの帯に書いてあった、「1曲辺りジュース1本分よりも安い」というコピーが懐かしく感じます。便利さや出会う可能性は、きっとネットのが断然上なんですが、自分の直感のみを頼りに、思い切ってCDを買うという行為は、なかなかスリリングで楽しかったなとも思います。
JAZZ JERSEY
これがジャズのアルバムなのかはハッキリしないところですが、とても聴きやすくて好きなアルバムです。
yoshieのM-6ですが、彼女からはもはやセンスしか感じ取れません、かわいすぎる名曲。
あと、小山田のIntoSomethin'ですが、当時流行っていたアシッドジャズの影響を多分に受けているであろうこの曲、かっこよすぎ。この頃はまだcorneliusも始まってなかったはずだから当時としては貴重な一曲だったのでしょうね。