美輪明宏リサイタル”愛” 4 愛の賛歌~’93秋パルコ劇場~ [DVD]
さて、'93年秋リサイタル“愛”4、ですが基本的には美輪明宏さんの、「原詩にこだわったシャンソンの素晴らしい嵐」と言い尽くされるのではないでしょうか。
「王様の牢屋」から始まり、今や美輪さんの曲には欠かせない「愛する権利」。続いて「群衆」。蛇足ですがこの曲はとても寂しい恋の物語、その秀作と思っております。次に「水に流して」。そしてメロディーの印象的な「アコーディオン弾き」。ジョルジュ・ムスタキの名曲でもある「ミロール」。
そして…最後に美輪明宏さんの訳詞で始まる本当のピアフが歌った「愛の讃歌」。…無償の愛、の素晴らしさ、崇高さを今一度、ここで美輪さんは熱唱しておられます。
アンコールでは…何と「老女優は去り行く」。個人的にはこの美輪さんの作られた曲が最高傑作、と思っております。人生の縮図をそのまま歌に込めた素晴らしい歌、セリフ、そして歌…!この機会に是非DVDで鑑賞を!南無妙法蓮華経。(=美輪明宏さんが一番、悪霊を払うのに効くのが、法華経のお題目、だそうです。勿論、美輪さんは全ての宗教に通じられておられます。補足として。)
明るい明日を
ここのところレビューを書くのを停止していましたが、美輪明宏さんがスポーツニッポンでずっと連載されてきたコラムが1冊の本にまとめられるということですのでじっくり読んでレビューすることにしました。
美輪明宏さんは良く「感情で判断するのではなく、俯瞰して冷静な理知で判断する」ことをお薦めしていますし、ご自身もそのような手法を取っていらっしゃる。
ここに私も目をつけて、たとえ評論を読んでいったんは感情的になっても、自分なりに俯瞰する目を養ってこの本のレビューを以下に書きます。
まず政治面のコラム。自民党政権時代からの鋭い批評を書かれています。しかしただけなすだけではなく、何故批判するのかが詳細に書かれているところが美輪明宏さんの真骨頂ではないかと思います。
麻生太郎元首相への批判のくだりなどは是非読んでいただきたいと個人的には思います。
続いて社会面・文化面などへの提言ですが、美輪明宏さんの凄いところは「全てに通じた上で、美という観点から再度見直し、それを薦める」、こうしたスタンスにあるところです。
最近は本を読まない人が増えてきている、こういう時代になってきています。亡くなられましたが仏教界に名を馳せた故・松原泰道老師は「本を読まないのは先人の知恵をつがないことであり、犯罪に近い。」、このように仰っていたのを記憶しております。
本が売れない時代ですが、本著のように優れた審美眼で書かれた書物を是非、手にして読んでみて下さい。気づく何かを得られる、はずです。
黒薔薇の館 [VHS]
ざっと内容を書かせていただくと
美輪さん演じる黒薔薇の人=妖艶な竜子さんを巡り男達が死肉の争いを始めます。
深作欣次監督作品なので多少の血なまぐささはしょうがないですが
田村正和さんと言えば古畑任三郎が強い人は穏やかでゆっくりした動きを想像すると思いますが、カーチェイス有りの喋りが早く激した田村さんを見る事が出来ます。
美輪さんはホント綺麗です。
内容は映画よりも2時間サスペンスを見てる雰囲気でした。キャストは独特で雰囲気有りますが。
愛の話 幸福の話
美輪さんらしさや、美輪さんの魅力がここそこに表れている本になっていると思います。「美」について考えさせられるし、「美」とは何かってことが書かれていると思います。本当に美しいとはどういうことか、なんだかうんうん、ってうなずきながら読んでしまいました。
もちろん、彼(…彼でいいんですよね)個人の意見ですが、やっぱり説得力があるし、一理ある。読者は、もちろんその中から取捨選択して自分に合うと思う考え方はいただいちゃえばいいし、彼の考え、見方を知って、自分なりの見方を探していくことが大事だなとは思います。
興味深いです。
ぜひ、若い女性の方々に読んでいただきたいですね。
日本の詩を唄う
個人的にですが、心を良い意味でリセットさせたい時に聴いています。
心が疲れてたり迷いがあったり、
子供の頃の「純」な心に戻りたい時に手を休めて目をつぶり心を無にして聴いています。
童謡にはそういう力がある。
子供の頃にこういう唄を教わって来た私は、それを今聴く事で心がその頃に戻る。
今聴いても『故郷』は名曲ですね。