ACP 内科医のための「こころの診かた」 ここから始める!あなたの心療
ER医です。一般外来よりも精神疾患と遭遇する機会は多いのですが、お世辞にも精神科疾患が診れるとは言い難く、また勉強するにも手の着けようがない..という感じでお手上げでした。(これは多くのER医にあてはまると思うのですが..)
思うに、内科医やER医の得意とする身体疾患に対する、仮説演繹法などのアプローチがうまくいかないのがその原因でしょう。DSM-'W-TRの分類は細かすぎてとっつきにくいし。
そのような複雑怪奇な精神疾患の森をMAPSOというシステムで分類、非精神科医にもかなりわかりやすく概説しているのが本書です。各章ごとも内科医やER医にも馴染み深い診断アプローチを採用しているため、ストレスなく読めました。ただ、日常よく経験する解離性障害、適応障害などの項目はなく、もう一歩というところでしょうか。
現在、日本においても身体疾患と精神疾患の共存した患者が多く、内科医が精神疾患もみなくてはいけない、という状況にもなりつつあるのではないかと思います。本書はそのための基盤となりうるものだと思います。
心療内科に行く前に食事を変えなさい
一言でいえば、
現代人は糖質の摂りすぎであり、
糖質を制限してタンパク質を摂るべし、
女性の場合は鉄分も摂るべしという内容。
本書の内容は多分当たっていると思う。
原因不明の体の不調に悩む方で、
糖分の摂り過ぎを自認する方は、試してみるといいのではないか。
10年物語~All Singles of the decade and more~
新録音の「素敵な物語(おはなし)」、「月鏡」、「佐世保」が美しい。
特に「素敵な物語」ではボーカルの声がかわいい。また、ベースも素晴らしいと思ったら、2003年から中森明菜のツアーサポートもやっている山崎洋氏だった。悲しい運命に翻弄されて離れ離れで生きて行かなくてはならなくなった人生を同じ月を見ているのだから・・・と思って半分諦めながらも強く自由を望む気持ちを自然美とともに歌っていて「月鏡」も素晴らしい。
このベースも山崎洋氏である。