北神伝綺 (上) (角川コミックス・エース)
北神伝綺から木島日記までつづくこの一連の民族学ファンタジー
は、すべてこの北神伝綺(上)からはじまったのだと思う。
この本をはじめて読んだのは高校生のころだが、今でもそのとき
の衝撃を憶えている。
木島日記 上 (角川コミックス・エース 125-3)
絵だけでは何が起きているか不明すぎるので
キャラクター小説なるものも必要となったのだろう。
併せて読むことにより多義性は失われたが
まあ、面白かった。
北神伝綺 (下) (角川コミックス・エース 125-2)
今回は甘粕正彦、出口王仁三郎、北一輝、江戸川乱歩らが登場して著者の「偽史」を彩る。第伍講「異郷考」の最後に李香蘭の名が出てくるが、彼女を登場させたら話の展開はもっと面白くなっただろう。著者はあとがきで「これは物語であり、歴史ではない。物語の中にのみ生きうる妄想がある」と述べているが、やはり引退しているとはいえ、ご存命の方を登場させるのは気が引けたのだろうか。
北神伝綺 (下) (ニュータイプ100%コミックス)
今回は甘粕正彦、出口王仁三郎、北一輝、江戸川乱歩らが登場して著者の「偽史」を彩る。第伍講「異郷考」の最後に李香蘭の名が出てくるが、彼女を登場させたら話の展開はもっと面白くなっただろう。著者はあとがきで「これは物語であり、歴史ではない。物語の中にのみ生きうる妄想がある」と述べているが、やはり引退しているとはいえ、ご存命の方を登場させるのは気が引けたのだろうか。