世界経済の大潮流 経済学の常識をくつがえす資本主義の大転換 (atプラス叢書)
バブル崩壊の時は中学生、大人になる頃には好景気になっていると言われたが、就職氷河期。その後好景気?だったらしいが身の回りにそれを実感することはなかった。
何が起きているのか実際にそこに生きるものには分からにものかもしれない。この本は10年前には出せていない本だと思うが、今世界で起きていることを知っていれば納得できる。
なぜ賃金は下がるのか?なぜ景気は回復しないのか?
多分 欧米ではデフレが起こるし、下手するとギリシャはEUを脱退するでしょう。エネルギーはこれからもっと需給が逼迫しこのままだと、致命的なダメージを受けるのは日本になるでしょう。
自然エネルギーも必要でしょうが、我々は今のエネルギー消費型・大企業依存型の社会制度全体を変えて行かなければなりません。
それにしても結局お金は労働の対価であって、その価値を集めても最後に頼れる資産には成り得ないということなのかもしれませんね。資本そのものが、その重みで国を圧殺していくような世界を見ていると、奴隷制度や植民地支配を表向きはやめたことにしながら、資本の力でわかりにくく維持していた現代資本主義の構図が透けて見えるようです。世界はそれが全部なくなる方向に向かっているのかもしれませんね
エーゲ海・猫たち楽園の島々 [DVD]
GyaOでオンエアされていたのを見て、ついつい惚れ込んじゃって「もっといい画質で見たいなー」と思って、買うことにしました。『にゃんこ THE MOVIE』とどっちにしようか迷ったけど、くりかえし何度も見たくなるこっちにして正解でしたね(後で『にゃんこ』も見ました。まぁ、それなりによし、という感じだったかな)。
エキゾチックかつ、不思議な郷愁を誘うエーゲ海の島々の美しい風景、そこに溶け込むように自然に暮らすねこたち。見た目がほとんど日本のねこといっしょなこともあって親近感がわき、見ていくうち、少しづつおだやかな気持ちになって行きます。落ちついたトーンのナレーションに加え、音楽(担当=秋山裕和氏)もハイセンスなアコースティック調で、いい感じ。
DVDを起動させると「ナレーションあり・解説字幕なし・エンドレス」で再生されますが、メニュー画面で「ナレーションなし・解説字幕つき」「1回のみ再生」も選べます(各パートごとの再生も選択可)。もちろんプレーヤーの方で操作して字幕も外し、完全なBGVとして流しておくこともできます。
あわただしい日々の中に、ちょっとしたエアポケットを作ってくれるDVDとして、これはおすすめですよ。
なお、メニュー画面の中のスタッフ紹介によると、撮影・編集の伊藤信幸さん、ナレーターの黒沼弘己さん、共に大のねこ好きだそうです。
ユーフォニアム・ドリーム
こんな遅い時期にレビューなんて…
しかしね、外囿さんのCDがたくさん出ている今現在においても、このCDは別格。
割と多くの管楽器のソロCD聞いてきましたが、その中でも別格。
収録曲にはテクニックが冴え渡る曲もあります。
しかし、このCDの魅力はそんな表面的なものではない。
なんだか堅苦しかったクラシックの世界なんて突き破って、音楽が花開いてるカンジ。
それも色んな表情の花が満開。
ほんと素朴に咲いてるだけなんだけど、それが飽きない理由。
超絶技巧なんて言葉がちっぽけに思えるくらい、すばらしい音楽を詰め込んでいるこの一枚。
癒し系の音楽が好きな方にはすごくお勧め。
それよりなにより、この楽器を演奏している方々、是非一度…といわず何度も聞いていただいて、この楽器の魅力を理解し、自分の演奏に生かしていただければと思います。