WONDERFUL POPS【Blu-spec CD(TM)】
70〜80年代にかけてヒットした“歌謡”で“ロック”な名曲37曲を収録──。
興味そそられるコピーだが、裏テーマはズバリ“男”だろう。
骨太ロック系から文学的ポップス系まで、
今で言う肉食系と草食系がいい意味で入り乱れた
“聴かせるヴォーカル曲”が盛り沢山。
収録されているアーティスト単位ではきっと聴かないけど(失礼!)、
各人の隠れた(埋もれた?)名曲や懐かしいヒット曲に
スポットを当てたくれたことで、
僕のように70〜80年代の“男”を聴きたかったリスナー需要に、
ほぼ完璧に応えてくれたことは、特大の評価!
それも、嬉・Blu-Spec CD!!
作詞・阿久悠 × 作曲・大瀧詠一「熱き心に」(小林旭)、
作詞・糸井重里 × 作曲・坂本龍一「雪列車」(前川清)の夢コラボや、
「戦士の休息」(町田義人)、
「人間の証明のテーマ」(ジョー山中)の角川映画主題歌、
「ルビーの指環」(寺尾聰)、「愚か者」(近藤真彦)
のレコード大賞受賞曲など切り口も多様。
「美しき狼たち」(おぼたけし)にピンとこなくても、
♪足をくじけば膝ではい〜
の映画『あしたジョー』主題歌と聞いただけで
感涙してしまう方にもお薦め(笑)…僕です。
ちなみに、僕は子供のころ「涙をふいて」(三好鉄生)は
永ちゃんが歌っていると思っていた……。
全37組の“男達のメロディー”に今夜から即酔える!
あしたのジョー ソングファイル
私は幼稚園児のころ(昭和52年~53年ぐらい)、TVで「あしたのジョー」の再放送を見て、衝撃を受けた!もう夢中になってTVにかじりついたのである。エンディング曲は、おぼたけし氏の「美しき狼たち」であった。私の中ではTV版のエンディングは、ずっと「美しき狼たち」だと思っていたのだが、大学時代あらためてビデオを見て、オリジナルのエンディングが演歌調の全く別の曲「ジョーの子守歌」だったのに驚いた!後でわかったのだが、TV版の再放送では、劇場版「あしたのジョー」のテーマ曲が使われていたのである。それにしても、「あしたのジョー」を取り巻く楽曲は美しい。どれも個性的でいいのだが、おぼたけし氏の歌う「美しき狼たち」と「果てしない闇の果てに」は絶品である。せつなくも美しく、男達の哀愁が漂う。おぼ氏は実に歌がうまいのである。文句なく、オススメの一枚!!
巨人の星 ミュージック・ファイル
初CD化のオレンジハウスレコードの音源が入っているのは、嬉しい。
劇場版を見ていない人にはそこまでの価値を見いだせないかもしれないが、「マイ・チャンプ」が入っているだけで大満足です。
あしたのジョー 総集編 ― オリジナル・サウンドトラック
ディスク1は、劇場版(1のみ)の主題歌・BGMとドラマ(ご存知のとおり、映画版は力石や西の声が違う)。トラック1のセリフの後に「美しき狼たち」につながる編集がカッコイイ。劇場版が苦手の私には、いいと思ったのはそれだけ。トラック2は、TV版2の前期主題歌・BGM集でこっちが欲しいために買ったようなもの(五年前)。その後、ソングコレクションやより豊富なBGM集が新たにリリースされ、今やこのCDの価値は「劇場版のセリフが収録されている」ことになるのだろうか。解説書もなく、イラストと歌詞カードだけなのもそっけない。
BEST of ANIMAGE
このメーカーのは、音が良いです。
何年か前の作品の割には、本当に音がいいので、素晴らしい。
なによりも値段の設定も手ごろなのですよねえ。
ふと何げに、クリーミーマミ、エミ等を聴きたくなったって感じの人たちには
これは良いCDであると思います。