ぬらりひょんの孫 21 (ジャンプコミックス)
若菜さんも活躍した首無VS珠三郎の回じゃないかな、と思います。
首無の二代目、そして奴良組への忠義の厚さを改めて感じられ、
今まで語られてこなかった二代目と若菜さんの馴れ初めも垣間見えます。
若菜さんが言った言葉に対して二代目が呟いた言葉が何だか切なくて
僅か2ページだけのシーンでしたけれど、思わず目頭が熱くなってしまいました……
その他の本編に関しては、リクオ・つらら・イタク・竜二の組み合わせが何だか新鮮だなと思いました。
敵のアジトに潜入した時のつららと竜二のやり取りには、思わずクスリと笑ってしまいました(笑)
そして、ラストのつららとの鬼纏は本当に素敵です。
やっぱり『魅せる』描写が本当に上手いなぁ、と感じました。
この百物語組編は若干駆け足で終わった感がありますが、
圓潮を助けた御門院家の登場や祢々切丸の完成など
次の新章の展開も楽しみです。
ぬらりひょんの孫 1 (ジャンプコミックス)
「ぬらりひょんの孫」を主人公に据えた、「妖怪任侠物語」。
という絶妙な(?)作品設定の勝利。
細かい要素でも良い点はたくさんありますが、結局はここに尽きるだろうと思います。
良くも悪くも、小難しく考える必要がある作品じゃありません。
「少年漫画」なんですから。
画風がまた、この世界観を表現するのにピッタリで、個人的には非常に好み。
必要以上に「妖怪」に期待したり、必要以上に「任侠」に期待するのはやめましょう。
本作は「妖怪任侠」モノの「少年漫画」です。
以上をご理解いただいた上で、☆4つでオススメ。
ぬらりひょんの孫 20 (ジャンプコミックス)
個人的には前巻がグロテスクなシーンばかりだったので百物語組の話には期待していなかったのですが、やっぱり本番が始まると面白いです。 気楽に読んでいると不意に意識を掴まれて読み終えるまで目が離せなくなってしまいます!
羽衣狐との戦いでは結局うやむやに終わってしまったので、久しぶりのリクオの本気の戦いです。 見ごたえがあるので是非オススメですよ!