大魔法峠 〈期間限定生産〉 [DVD]
こちらの方が古いですが、最近話題の「魔法少女まどか☆マギガ」の様に、魔法少女の世界観や設定を用いてパロディにした作品です。
主人公の「田中ぷにえ」は、よく有る1年間の修行と言う名目で魔法の国から下界にやってきたプリンセスで、見た目は可愛らしく魔法少女らしいのですが腹黒く、親がクーデターで王位を奪った為か常に命を狙われ、魔法を封じられる手段まで有る設定の為、「肉体言語」と称する肉弾戦(特にサブミッション)に秀でており、最後は拳で語るバトルものになり、魔法は後始末的に使われるぐらいですwww
内容的には、値段が安くなりとても満足していますが、敢えて不満が有るなら、初回限定版の特典に有った、「ぷにえの里帰り」をもう少し値段が高くなっても良いので、今回の特典映像に全て(文明編・社会情勢編・食材編・エスメラルダ編)を入れて欲しかったです;;
ムダヅモ無き改革 8 (近代麻雀コミックス)
能力系バトル麻雀漫画として「咲-saki-」と双璧と思われる本作品。
シリーズ累計で売り上げ150万部突破もマイナーなはずの麻雀漫画では有り得んくらいのレベル。
今巻では頭脳派の乾VSレンホーの対決は科学力を駆使した熾烈なものとなる。
乾の幼少期の回想に登場した「竹下首相」の男気は印象深い。ぜひ目にしていただきたい。
だが、真打登場は最後の第3ラウンドにあった。
「一国の宰相ともなれば格外の化け物」って・・・・いや、異星人でしょう(笑)
「咲-saki-」と異なり、男女混合で殴り合いまでするようです。
・・・・・えっ・・・と・・・、「麻雀漫画」でしたよね。これ(笑)
戦国ヤンキー (角川コミックス・エース 40-29)
「信長にはちょっとうるさいよ」「信長漫画なら大体チェックして
いるよ」、そんな方には噴飯ものの作品かも知れない。
最初のカラー見開きからして、ふんどし姿の信長with愉快な下僕ども(?)
ご登場である。
しかもやることなすことカッコつけだけの、中身スッカスカ。
…という風でありながら、決して信長としてのスタイルを外していない。
そして史実の解釈の仕方が面白い。
ギャグでボケつつ「なるほどね」と納得させられてしまうのはさすが。
帰蝶との話は一体どうなるのだろうと思っていたが、そういう展開で
きたか、と思った。
竹千代(家康)にまつわる信勝と信長とのエピソードは、信長がビシッと
決めてくれる。読んでいて爽快だった。
読み終わって「えっこれで終わり!?」と思ってしまった。
続編、どうかお願いします。
機動戦士ガンダムさん やっつめの巻
半分のページは「ガンダム創生」に割かれています。わたしはこの時代をリアルタイムで体験しているのでとても懐かしいです。板野一郎氏の無茶作画やイデオン打ち切りなど生々しい逸話も、当時のアニメマニアには知られていました。このあたりのことは90年代以降にアニメ好きになった方には断片的な伝説としてしか知られていないと思います。こうして時系列を追ってまとめられた漫画を読むと当時の熱気や、「ヤマト後のムーブメントを作る!」という富野氏の意気込みが良く伝わってきます。ちなみに富野氏はヤマト第1作で1回だけ絵コンテを切ってお払い箱になってますから、恨み骨髄です。いまでも言ってますね。本作を読むと、庵野秀明がエヴァ新劇場版全記録全集を作った理由がわかるでしょう(笑)。
それからこの作者はセイラに潜む魔性をよく把握していて、パロディ4コマではもちろん、「ガンダムさん(じ・おりじん編)」でもドス黒いアルテイシア像が炸裂して面白かったです。その一方でキシリアには愛情深いですね。かわいいキシリアなんてこの作者以外では見たことないです(笑)。「じ・おりじん編」はこの巻だけなので、次にどんな改変まんがを書いてくれるのか楽しみにしています。