Nothing's Shocking
どことなくジャージーで、浮遊感漂う記念すべきメジャーデヴューアルバム。
初のスタジオアルバムとなった今作では、
ジェーンズ特有の妖しくアッパーな浮遊感を伴ないながら、より偏屈的アートの世界を追求している。
おそらくはペリーフェレル本人にしか意図したものはわからないだろう、気持ち悪いぐらい不自然な曲順。
前作があまりに整ったスキのない作品だったのに対し、こちらはどことなく未完成、デモ的とも取れるような内容でおもしろい。
完璧すぎる音よりも、少し欠点があるぐらいがとっつき易いと思うのは僕だけでしょうか?
VUを彷彿とさせる名曲『Jane's Say』は必聴
Live Voodoo [Blu-ray] [Import]
ジェーンズアディクションのライブ映像という事で、
私個人の場合、
Nothing's Shocking のVHSのPVの様なライブの様な映像と
LDでギフト(最後の方一部)以来でとても期待しました。
ジャケを観ても察しが付くと思いますが、
メジャーで数枚出してるバンドのライブではなく(笑)
インディーノリというか、何かショーパブのイベントのノリ。
一応去年のライブみたいな事を書いてますが、
選曲が、Nothing's ShockingとRitual De Lo Habitual からのみ。
ステージングはペリーさんが派手な格好で走りまくる以外は
途中、いかがわしいお姉さんのお尻が可愛いくらいで、シンプルな構成です。
ただ、演奏に関しては、最高にカオスな空気炸裂で
音も素晴らしく、気持ち良く聞けました。
ゆったりと怪しいノリは、このバンド(2人?)でないと
他では出せないと思います。
バンドが好きな方は、お安いのでお勧めしやすいですが
よく知らずに、初代ロラパラーザの提唱者とか
(最近は、趣が変わってヘビーなラインナップになってますね)
あの伝説の!とかの煽りがよく付くバンドなので、
”超絶凄い物”を期待すると失敗すると思います。
良くも悪くも”俺流世界”を楽しめる方限定でお願いします。
Ritual De Lo Habitual
もう「Three Days」につきるね。このアルバムは…
最高だよ。トランス感でトリップしてしまうっていうのは、こういうことを
言うんだろう。10分以上あるこの曲、歌詞の内容はイケナイことを歌っているらしく、いわゆる乱交パーティーを文学的、芸術的(?!)に表現しているのかな?‘All of us with wings‘と曲の後半に連呼し、クライマックスへとなだれ込んでいく高揚感、ぜひ体感して欲しい。
欲求不満と退屈で現実逃避したくて仕方なかったあの頃、メタルファンクとかミクスチャ−とか当時はいろんな言われ方をされてたけどそんな括りにとらわれないスケールの大きいバンドだったのだ。たまたま手にしたこのアルバムで私は人生変えられました。
「刺激的なことなんてなんにもない」「間違っちゃないさ、なぜだか教えてあげるよ、正しいこともないからさ」…なにかポジティブなメッセージがあるわけじゃない。現実のどうしようもない状況をただただ歌うだけ。そのほうが逆に説得力があるんだ。
政治運動家、芸術家、ジャンキ-がごっちゃになったようなぺリーファーレル。音楽をやっているというより欲求不満を表現する手段が音楽だっただけ。カッコイイね。現在は悠々自適にサーフィン三昧の毎日らしいけど。
ロックバンドが表現できる可能な限りのことをやってくれた魅力あるバンドだったと思う。Xジャパンの故HIDEも好きだったらしいけど…アメリカってこういうバンドがでてきてしかも支持されて売れてるんだから凄いよ。それだけアメリカの状況って深刻なのかもね。
余談ですが私がスノーボードしてるときはi-Podで「Three Days」を延々聴きながら滑っています。トリップしながら現実逃避できるんだから…
ザ・グレート・エスケイプ・アーティスト
「サビのあるジェーンズ」こんなもの誰が想像できたでしょう?
本作のジェーンズはしっかり曲にサビがあるんです。
前作のストレイズとは全く違えどしっかりジェーンズ。
前作はセッションしたのをそのままアルバムにしたかのような印象だったんですが
今作は練りに練ってる感じの曲が勢ぞろい。
メタルファンクは影を潜めてますが、怪しくも強いリズムに
浮遊するデイブのギターに怪鳥のようなペリーの声が溶け合う曲たちは
今までのキャリアをとても上手く表に出せてます。
ジェーンズは勿論。ポルノのファーストが好きだった人もその後のソロが好きな人も
必ずどこかにツボがあります。
オススメは3と4個人的にはこの2曲のインパクトが凄かったです。
レビューがないのが信じられない傑作です。
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ジェーンズアディクションのライブ映像という事で、
私個人の場合、
Nothing's Shocking のVHSのPVの様なライブの様な映像と
LDでギフト(最後の方一部)以来でとても期待しました。
ジャケを観ても察しが付くと思いますが、
メジャーで数枚出してるバンドのライブではなく(笑)
インディーノリというか、何かショーパブのイベントのノリ。
一応去年のライブみたいな事を書いてますが、
選曲が、Nothing's ShockingとRitual De Lo Habitual からのみ。
ステージングはペリーさんが派手な格好で走りまくる以外は
途中、いかがわしいお姉さんのお尻が可愛いくらいで、シンプルな構成です。
ただ、演奏に関しては、最高にカオスな空気炸裂で
音も素晴らしく、気持ち良く聞けました。
ゆったりと怪しいノリは、このバンド(2人?)でないと
他では出せないと思います。
バンドが好きな方は、お安いのでお勧めしやすいですが
よく知らずに、初代ロラパラーザの提唱者とか
(最近は、趣が変わってヘビーなラインナップになってますね)
あの伝説の!とかの煽りがよく付くバンドなので、
”超絶凄い物”を期待すると失敗すると思います。
良くも悪くも”俺流世界”を楽しめる方限定でお願いします。