たけしの戦国風雲児
イロモノなのは確かですが、自由度がはんぱないボードゲームです。
まず、ただ単に目的地に着いただけで終わるゲームではない。
仕官し、出世し、イベントに必要なカードを集め、
城を占領して行き天下統一してたけしとミニゲームして勝つ。
その過程で目的を忘れてそこらへんぶらぶらしてもいい。
出世すると町での行動に制限ができてしまう、
それが嫌で下野して、1からやり直すこともできるなど
何かと時代を先取りしていたようなボードゲーム。
ただ目的地にたどり着いてそこで終わりにできるモードもあります。
欠点は、裏技コマンドを入力しないと1人でプレイできない、
完璧なクリアを目指すと時間のかかるゲームなのにセーブもパスワードもない、
イベントのフラグ条件がよくわからない、
ミニゲームの時に「絶対クリアできない理不尽なパターン」がある。
と、ファミコン時代ならではの障害が立ちはだかっています。
が、その障害があってもたまーにプレイしたくなる魅力があります。
地味にマップBGMのできも良い。
たけしの挑戦状と同じく、後の時代になってから攻略法が周知され、
評価が変わるゲームの1つと言えるでしょう。
知名度は段違いですが。
今なら間違いなく通らないだろうなぁと思われるイベントや表現も盛りだくさん
「たべる→うんこかれー
おなかをこわしました
そんなものたべるからだよ」
たけしの戦国風雲児―ファミコンゲーム必敗本
イベントの管理が非常に分かりにくいゲームなのでイベントを解説してくれるだけでもありがたい一冊。
ただ、文章がいわゆるビートたけし口語なので信憑性は微妙。まあ合ってはいるんだけど。
裏技的なコマンドも書いてあるので便利。けっきょく物を言うのはいかさまかーどなのだが。
この一冊を持って、ファミコン史上最高のお色気シーンを見るが良い!(美人嫁とお床入り)