ポール・モーリア全集~オリーヴの首飾り
ポール・モーリアと言えば,その楽曲がTV・ラジオのテーマ曲やCM,BGMとして多用され,何かしらの形で誰もが耳にしているのではないだろうか.筆者も小学生の頃から「恋はみずいろ」などの曲をラジカセで繰り返し聴き続け,CDも曲の重複など余り気にする事なく買い集めて来た.そこへ今回新しくマスタリングを施した本盤の登場である.期待に違わず,以前にも増して音質はクリアになりしかも「恋はみずいろ」は言うに及ばず「シバの女王」「天使のセレナード」などをオリジナルで堪能できる.選曲は定番が基本だが,24年前の民放FM局の平日の洋楽リクエスト番組のテーマ曲だった「小鳥のように」(意外にも国内初CD化!)や来日公演時の録音であろう「私は風が好き」など意外な名曲も少なからず入っている. 個人的には「夏色のオブジェ」「そよ風のメヌエット」「バラは憧れ」「ひとつぶの涙」「カリオカの碧い風」なども入っていればなお嬉しかったのだが,これを機に旧盤の積極的な再発売を望みたい.過去に10枚組4セットの国内盤コレクションが発売されたが,それらのバラ売りは言うまでも無く,何故かそれらから漏れた前述の「夏色のオブジェ」「カリオカの碧い風」の他に「哀愁のロシアンメロディ」,ショパンのワルツ集など旧盤や国内未発表盤はまだまだあるはずで,イージー・リスニング(ラヴ・サウンズ)復権の為に是非ともお願いしたいと思う.
世界一美しい村に住む人々 イギリス コッツウォルズ [DVD]
庭作業を終え、広くてきれいな庭のガーデンチェアーでお茶を飲む。これは誰もが一度は憧れるひとつの理想。
イギリス南部のコッツウォルズ地方。そのチッピング・カムデン村。職人達が移り住んだ、世界一美しい村。本作はそのキフツゲートガーデンを中心に物語られます。やわらかい語りは加藤治子、ナレーションは原田知世。軽クラシックと現地音。字幕の解説。音声と字幕のオフはありません。全88分。
キフツゲートガーデン創始者ヘザー・ミュアーの回顧シーンから始まり、春、夏、秋と季節を追い、夏祭りや収穫祭の様子に加えて夜のパブ、ミツバチ飼育、野菜畑、銀細工の様子等、村人の生活が映し出されます。緑の牧草地や見事な花々等、映像はとても美しい。そして、メインテーマのキフツゲートガーデン。女三代に渡って守ってきた8000坪の庭には雑草が無いようで、大変な作業の結果、やっと何気なく見える美景が維持できるとのことで驚きます。
ただ、本作はガーデニングの様子が中心で、村人の生活紹介や世界一美しいと言われる村自体の紹介が本作のタイトルから期待した程には少なく、ナレーションや字幕が多くて映像に集中しにくいこともあり、四点としました。一度見た後、音を消してステレオで静かなピアノ曲を流しながら見たら、ずっと映像そのものを味わえました。音声の編集はもっと工夫してほしかったですが、NHK放映分そのままのようで、仕方ないようです。
ベスト・オブ・ポール・モーリア
中学生の頃、友人がポール・モーリアのLP版を持っていて、カセットテープにダビングして死ぬほど聞きまくりました。中でも「Snow Desert」が自分では最高でした。
本CDに収録されているのを知り、購入して聞いています。
あの頃の感動が蘇ってきます。