波止場 コレクターズ・エディション [DVD]
主役はその日暮らしの港湾労働者たち。彼らを仕切るのは自分たちの組合ではなく、ギャング組織の暴力だった。啓蒙活動する牧師。波止場で働くテリー。テリーの兄弟の組員。恐怖で日雇い労働者を仕切る組長。兄をギャングに殺されたヒロイン。マジメの上にマジメがつくような映画だが、いまのエンタメ作品にはない異質さが新鮮な感動を呼ぶ。
ゴッドバード① (CR COMICS)
とりあえず、「超電磁大戦 ビクトリーファイブ」を先に読みましょう。
本作は完全にあちらの続編です。
実のところ導入編としては、むしろこちらの方が優れています。
原作の知識すらなくても、独立した作品として十分に楽しめそうなくらい。……前半だけなら。
しかし1巻の後半になって、いきなり「ビクトリーファイブ」が割り込んでくるのはやや残念。
「ゴッドバード」の物語が温まりきらないうちから、急にVチームへドラマの主導権が移動してしまいます。
少なくとも「ビクトリーファイブ」のファンにはお勧め。
そうでない方も楽しめそうな気はするのですが、こちらはちょっと自信を持ちきれません。
勇者ライディーン DVDメモリアルBOX(2)
勇者ライディーンの作品としてのアピールといえば、
「オカルト路線」とか「スマートなロボットのフォルム」や
「美形悪役の先駆け」などであるが、
私はこの作品にはもう一つ、重大なポイントがあると思う。
それは「ライディーンの壊されっぷり」だ。
例えば、他のロボット物―マジンガーZやガンダムは、最終回など特別な時を除けば壊れることはほとんど無かった。
しかしライディーンは違う。敵の攻撃で体を穴だらけにされたり、
腕や足をちょん切られたりと容赦なく破壊される。
これは設定として、ライディーンのダメージは自然に修復されるせいも
あるのだろうが、それにしても毎回のようにボロボロにされている。
このDVD-BOXで、そんな受難者ライディーンの壊されっぷりを
よく観察するのも一興かと思います。