因縁の対決!張 一博 × 吉村真晴 全日本卓球 準決勝2016
張 一博(ちゃん かずひろ、1985年7月5日-)は、中国、上海出身の日本の卓球選手。 東京アート所属(2007年から)。妻は福原愛のコーチ張 ...
札幌・ススキノ。探偵はいつものように行きつけのBARで相
因縁の対決!張 一博 × 吉村真晴 全日本卓球 準決勝2016
張 一博(ちゃん かずひろ、1985年7月5日-)は、中国、上海出身の日本の卓球選手。 東京アート所属(2007年から)。妻は福原愛のコーチ張 ...
札幌・ススキノ。探偵はいつものように行きつけのBARで相
「ススキノ探偵シリーズ」の第2弾『バーにかかってきた電話』において、探偵の《俺》がススキノで「艶々と光る豊かな黒い髪が長く伸び、整った、透き通るような顔の中で生き生きと動く瞳が印象的だった」(前掲書p.359)女性を、3人のチンピラから救う場面がある。2作目におけるプロットでは、一見して何の脈絡もないシーンであるのだけれど、《俺》に救われたこの女性中学国語教師が第3作目『消えた少年』の依頼者となって物語に絡んでくる訳だ。こうした一連の流れも、正直、東直己さんはうまいな、と私は思う。
東さんは、ススキノという東京以北最大の歓楽街の空気と、折々の世相の状況をうまく噛み合わせて、シリーズ化した作品を生み出している。第1作目では「デートクラブ」、第2作目では「地上げ」といったことを“事件”の背景として、リアリティのある複雑な“人間模様”を生々しく描いてきている。ここで、私が感心するのは、多少、デフォルメされているが、登場人物のキャラクターの彫塑がよく出来ている、ということであろうか。この感懐は、東さんの“人間観察”の賜物、と言ってしまえば身も蓋もないのだけれども…。
東さんは、北海道大学の哲学科を中退し、その後、土木作業員をはじめ、様々な職に関わってきたらしい。多彩な職業体験自体、“人間観察”には「もってこい」なのだが、それはそうとして、私は、大学で哲学を専攻していたことも、小説を書く上で、多少影響を与えているのかな、と勝手に想像している。私の考えでは、「哲学」とはとどのつまり「認識論」であり、結局は「(人間の)存在論的解釈」に行き着く。東さんは、自覚的或いは無意識にしろ、存在論的人間観察を常日頃から行ってきていたのではないだろうか…。
消えた少年 (ハヤカワ文庫JA) 関連情報
光文社発行「探偵法間ごますり事件簿」の文庫化に際し、改題されたものです。
このシリーズは、もともと文庫書き下ろしで開始され、上記タイトルのみが単行本で出されました。
せめてその旨を紹介文に表記するか、短編の題でも紹介しておかないと、純然たる新作と勘違いして二重買いする人が続出するのではないでしょうか?
続編を待ち望んでいただけにこんな出版の仕方が残念です。
探偵ホウカン事件日誌 (光文社文庫) 関連情報
私立探偵・畝原シリーズ。
それとともに、
ススキノ探偵シリーズの『駆けてきた少女』と、
高校生シリーズ『ススキノハーフボイルド』の、
3作品とリンクした作品ともなっている。
読む順番として、
最適だったように思う。
この作品には、
その壮大な事件の、
最も闇の部分、
最も陰惨な部分が描かれている。
北海道、警察はそこまでだめなのかな。
でも、
ボロボロ出てくる警察の不正の多くが、
この小説のバックボーンだと思うと、
あながちフィクションだとは言えない。
結末もハッピーエンドとは言えないし、
描写は胸くそ悪いけど、
なんとなく最後まで読んでしまう。
その筆力は、さすがです。
熾火 (ハルキ文庫) 関連情報
日本のハードボイルド探偵シリーズの傑作はで、私のおすすめは、結城昌治の真木シリーズ、原寮の沢崎シリーズ、そしてこの東直己の探偵・畝原シリーズとなる。小学生の娘をこよなく愛し、一人で育てている、元新聞記者の探偵。畝原。普通に仕事をし、生活し、悩み、家族を守っていく。本書は、そんなきわめて普通の人の設定ながら、己の信じるもののもとに妥協をしないで行動する、畝原シリーズの第二弾だ。上下2段組400ページを超える大作だが、そのスピード感と不気味なリアリティは、時間を忘れて読むことに没頭させてくれる。 物語は、元校長の親が、市役所につとめる息子を刺し殺し、自らも首を切って命を絶つ凄惨なシーンから始まる。そこから、現代の闇の多さに比例するかのように、事件は多彩な広がりを見せていく。娘の成長、実兄の不倫、恋人・姉川とのつかの間の逢瀬など、畝原の家族的なものが横糸に紡がれ、物語は、厚みと温もり、苦悩と愛情を交えつつさまざまな連鎖が収束する結末へと向かう。 『流れる砂』のように、自在に形を変え、棲む場所を変え、留まることを知らない“悪の闇”。明瞭な姿をつかむことができない相手に立ち向かうことは、もはや、 現代の“闇”を通奏低音に展開する畝原シリーズの中でしか楽しめないのだろうか。偽善的正義派の私は、読後、畝原の活躍に称賛を贈るとともに、ちょっぴりそんな虚しい気持ちも味わった。 流れる砂 (ハルキ文庫) 関連情報
東直己作品はススキノ探偵シリーズにはまり全巻制覇しました。次に何を読もうかな?と考え、2001年に推理作家協会賞を受賞した『残光』を手にしました。これはススキノ探偵シリーズの主人公や仲間たちが出てきて、東商店のオールスターキャスト作品っていう感じ。正直「あまり大したことないなあ」ってのが感想でした。で「残光」が本編「フリージア」の続編にあたるとのことでついでに読んでみた次第です。ところがどっこい、最高です!!「残光」なんて本作に比べたらプップップーです、レベルが違う。どうして本作が賞を取っていないのかが不思議でなりません。エンディングも見事な締めだと感心しています。ススキノ探偵シリーズにも何作かいいのがありますよね。この作家からやはり目が離せません。 フリージア (ハルキ文庫) 関連情報